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TSI/アリババクラウドの倉庫管理システム導入、在庫をリアルタイムで把握

2023年08月29日 15:31 / IT・システム

TSIホールディングスとアリババクラウドは8月29日、業務のデジタル化と新たな顧客のショッピング体験向上を目指すため、「アリババクラウドDXラボ」を発足させ、戦略的提携を行うと発表した。

TSIホールディングスはアリババクラウドのスマート物流ソリューションを導入し、日本および海外で同社のサプライチェーンのデジタル化に取り組む。具体的には、アリババクラウドの倉庫管理システム(以下:WMS)を導入。在庫状況をリアルタイムで把握し、それに基づいた物流管理の意思決定が可能になるという。

同ソリューションは、アリババグループ傘下の物流企業であるツァイニャオ・ロジスティクス(以下:ツァイニャオ)のスマートロジスティクス技術を活用して開発された。

TSIホールディングスは、2023年3月に上海と付随する日本のクロスドック倉庫、11月にはベトナムの倉庫でアリババクラウドのWMSを展開し、今後も複数の物流拠点に展開する予定だ。

同社は東京スタイルとサンエー・インターナショナルが2011年に経営統合して発足。「PEARLY GATES」「MARGARET HOWELL」「HUF」など50を超えるブランドを有している。

<アリババクラウドジャパンのユニーク・ソン氏>
アリババクラウドジャパンのユニーク・ソン氏
※8月29日LNEWS撮影

アリババクラウドジャパンのユニーク・ソン(Unique Song)カントリー・マネジャーは、「TSIホールディングスの物流分野におけるインテリジェンス変革を促進するために、アリババクラウド独自の物流ソリューションを提供できることを大変うれしく思います。アリババクラウドのWMSはアリババグループのツァイニャオが持つ物流の実績とアリババクラウドのクラウドネーティブアーキテクチャが融合し、スピーディーな導入と柔軟なカスタマイズを実現しています。世界各地において強固なクラウドインフラと、小売・物流分野で実績のあるAIソリューションを生かし、日本企業がクロスボーダービジネスの機会をさらに拡大するための新たな価値創造を支援する体制を整えています」とコメントしている。

■アリババクラウド
www.alibabacloud.com

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