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資生堂/国内の人事・給与システムを「SAP SuccessFactors」に移行

2023年06月05日 14:41 / IT・システム

SAPジャパン、資生堂、EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)の3社は6月5日、資生堂の人事改革を支えるシステム基盤として、SAPの人事クラウド「SAP(R) SuccessFactors(R)」(エスエーピー・サクセスファクターズ)の機能の1つである「人事・給与管理システム」を日本の従業員2万4000人を対象に、2023年3月から稼働開始したと発表した。

システムの導入・構築については、SAPが人事管理領域、EYSCが給与管理領域を担当している。

資生堂では、2019年から「SAP SuccessFactors」の目標・評価、後継者管理などの「タレントマネジメント」機能を活用し、人事・給与管理には、以前から「SAP(R) HCM」を利用。今回、データや業務プロセスの標準化と統合基幹システムの構築・導入を通じて企業価値の最大化を目指す同社のビジネス変革プログラム「FOCUS(First One Connected and Unified Shiseido)」の一環として、国内の人事・給与システムについても「SAP SuccessFactors」への移行が実現した。

今回の人事・給与システムの導入にあたり、「SAP SuccessFactors」のモジュール間(タレントマネジメント、人事管理、給与計算)はもちろん、既存の勤怠などの周辺人事システムともシームレスにデータ連携し、SAP SuccessFactorsを中心に人事データの流れをシンプル化した。さらに、人事業務全般の業務フローの問題点を洗い出し、フローの最適化、業務標準化を図っている。

以上により、人事業務全般にかかる人件費やシステムの保守・運用にかかるコスト削減、および自動化・効率化を通じた従業員の生産性向上を実現していく。

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