アンドエスティHD 決算/3~11月売上高3.3%増も、上期業績が響き利益は減益に
2026年01月05日 13:58 / 決算
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アンドエスティHDが12月29日に発表した2026年2月期第3四半期決算によると、売上高2273億7200万円(前年同期比3.3%増)、営業利益138億9300万円(5.9%減)、経常利益139億1200万円(7.0%減)、親会社に帰属する当期利益95億5700万円(3.5%減)となった。
第3四半期3カ月間では、売上高は計画を上回り過去最高を更新し増収増益だったが、9カ月の累計では増収減益となった。
連結売上高は、中期経営計画で3つの軸としたプラットフォーム事業・グローバル事業・ブランドリテール事業それぞれで、ほぼ計画通りの進捗だった。
プラットフォーム事業の売上高は44億円。自社ECモール「and ST」への外部ブランドの新たな参画が順調に増加した。グループ外から「and ST」に出店するショップ数は、11月末時点では前年同期比で29ショップ増えて51ショップとなった。流通総額は345億円。and ST総会員数は約2120万人、アクティブ会員数は約780万人(いずれも11月末時点)。
グローバル事業の売上高は53億円。中国大陸や台湾は好調で、香港は台風の影響があったものの事業としては好調を維持した。米国事業は撤退し、売却が7月に完了している。
ブランドリテール事業の売上高は719億円。9月上旬は残暑の影響で苦戦したが、10月以降の気温低下により冬物商品の販売が堅調に推移。アダストリア以外のグループ各社も業績をけん引。第2四半期に減速した主力ブランドのニコアンドは秋冬商戦では復調。上期のMD構成の偏りを見直し、本来の強みである幅広い層に対してアプローチする多角的なMD構成に戻したことが奏功した。
売上総利益率は前年に比べて0.2ポイント改善し56.3%となった。販管費率は48.7%と、前期から1.0ポイント抑制。
広告宣伝費は「and ST」の認知拡大に向けたテレビCMを放映したが、各ブランドで少しずつ抑制し売上高比率としては低減した。人件費は、人件費率が高いゼットンの決算期変更による低減に加え、店舗の稼働管理による人員効率化に努め、金額、比率ともに抑制した。
これらの結果、第3四半期3カ月間では各利益ともに前年同期を上回った。
出退店については、11月末時点で飲食事業を除く店舗数は、国内1457店舗、海外150店舗。ゼットンの74店舗を含めると、グループ連結では合計1681店舗で、前年同期比で29店舗増加した。
通期は、売上高3050億円(4.1%増)、営業利益190億円(22.5%増)、経常利益190億円(19.0%増)、親会社に帰属する当期利益124億円(29.0%増)を見込んでいる。
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