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外出自粛/4月ドラッグストア「ハンドソープ」売上4倍に

2020年06月02日 10:38 / POS分析

ビッグデータマーケティングのTrue Data(トゥルーデータ)は5月27日、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2020年4月の購買データを発表した。

新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が発令された4月、外出自粛の影響が購買データにあらわれる結果となった。

<ドラッグストア1店あたりの購買金額増減率>
ドラッグストア1店あたりの購買金額増減率

全国ドラッグストアにおける2020年4月の1店舗あたりの購買金額は前年同月比0.8%増加した。1店舗あたりのレシート枚数は3.9%増加し、1レシートあたりの購買金額は3.0%減少した。

前年同月と比べて売上を伸ばした商品カテゴリのランキングでは、「ハンドソープ」が1位で約4倍、続いて「ペーパーハンドタオル・用具」が2位となった。手洗いに関する商材が1位、2位を占めており、感染予防への意識の高まりが感じられた。

<ドラッグストア伸び率ランキングTOP5(2020年4月)>
ドラッグストア伸び率ランキングTOP5(2020年4月)

「スパゲッティ」「ソースミックス」「インスタント袋麺」といった、簡単に調理できる食品が伸びており、ドラッグストアで食品も購入する傾向が高まっている。

<食品スーパー1店あたりの購買金額増減率>
食品スーパー1店あたりの購買金額増減率

全国食品スーパーマーケットにおける2020年4月の1店舗あたりの購買金額は13.0%増加した。1店舗あたりのレシート枚数は4.0%減少したが、1レシートあたりの購買金額は17.7%増加した。

1レシートあたりの購買金額が大幅に増加した背景には、自宅で食事をする回数が増えたことによる消費量の増加や、外出自粛の影響により、ひとつの店舗で必要な物をまとめて購入しようとする行動の変化があらわれていると考えられる。

<食品スーパー伸び率ランキングTOP5(2020年4月)>
食品スーパー伸び率ランキングTOP5(2020年4月)

前年同月と比べて最も売上を伸ばした商品カテゴリは「マスク」だった。3位「デザートの素」、5位「ホイップクリーム」といったお菓子作り関連商品の売上が伸びており、外出自粛の影響で、「おうち時間」を楽しむ消費が拡大していると考えられるという。

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