カインズ/「くみまちモール新座」開業、売場面積1万m2の大型店出店
2018年11月27日 19:27 / 店舗レポート
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カインズは11月23日、埼玉県新座市に商業施設「くみまちモール新座」を開業した。
くみまちモール新座は、ホームセンターのカインズ、スーパーマーケットのベイシアを核店舗として、アイウエアのJINS、スターバックスコーヒー、ライフ動物病院、宝くじのチャンスセンターが出店した。
くみまちモール新座全体の店舗面積は1万3394m2。カインズ新座店は、本館と資材館の2館体制で、合計売場面積1万264m2を展開する。
新座市が展開する再開発地域に出店するもので、カインズ新座店は、関東地区で最大店舗の鶴ヶ島店(本館売場面積1万6505m2、資材館売場面積3397m2)に次ぐ、関東地区での大型店舗となる。
くみまちモールは、モールを構成する各店舗が、共通のコンセプトに基づき、これに参画する店舗づくりを行うのが特徴で、各店舗の商品を連携した取り組みを取り入れた。
カインズのフライパン売場で、ベイシアの精肉商品を紹介したり、カインズの商品を活用したDIYで作成したメガネスタンドでJINSの商品を紹介する取り組みを取り入れた。
一方で、ベイシアでも食品売場内にカインズが販売する鍋やグリルパンなどの商品をディスプレイで紹介し、相互送客を目指した。
駐車場を挟んだ別棟にテナントで出店するスターバックスコーヒーの隣には、ドックランを設置することで、商業施設内でのお客の回遊性を高めた。
カインズでは、「くらしに、ららら。」を届けるをテーマに商品・サービスを提供する。緑のある暮らし、ペットと共に過ごす空間、自分でやってみる・つくってみること(DIY)の提案など、お客の暮らしを豊かに楽しくするためのサポートを意識した。
土屋裕雅社長は、「これまでのDIYは、何かが壊れた時にそれを修繕するという視点が中心で、マイナスの要素をフラットに戻すものだった。当社では、DIYを拡大解釈し、日々の暮らしを自分らしく彩ることで、生活にプラスの要素を加えることをDIYのコンセプトに加えている」と語る。
新座店では、カインズ初の取り組みとして、カフェ入口に「カインズ タッチポイント」を設置した。
生活シーンをイメージできる動画や書籍とディスプレイを組み合わせることで、くらしへの想いを高め、関連する店内の各売場に足を運び、カインズの商品やサービスをしってもらうゾーンと位置付けた。
ホームセンターは売場面積が大きく、すべての商品を見ることが難しいため、新商品を中心にカインズがおすすめする商品を集合展開することで、こんな商品もあるのかといった驚きを与える。
カフェに併設したグリーンコーナーでは、観葉植物のほか彩のある花きも豊富にそろえ、植物のある生活を提案する。
ブリザーブドフラワーもコーナー展開することで、手間をかけずに植物を楽しむ提案もする。ラッピングサービスも実施することで、ちょっとしたパーソナルギフトとしての利用にも対応する。
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