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良品計画/商圏人口150万人の都市型大型店路面店「無印良品板橋南町22」出店

2022年11月16日 16:00 / 店舗レポート

無印良品を展開する良品計画は11月17日、東京都板橋区に、関東最大級の大型路面店「無印良品 板橋南町22」をオープンする。16日、報道向け内覧会を開催した。

<無印良品 板橋南町22>
無印良品 板橋南町22

売場面積は「無印良品 東京有明」(4628.75m2)、「無印良品 銀座」(3981m2)に次ぐ約3924.36m2の関東最大級の広さで、都内生活圏で日常生活の基本を担う商品、サービスを提供するとともに、地域の人々と地域活性化の活動を行う。商圏は、豊島区、板橋区、北区、練馬区を含む5km圏・人口150万人を想定している。

<成松店長>
成松店長

成松宏晃店長は、「これまでの無印良品は、日常的に使う店ではなく、都心やSCに買い物に出かけた時に利用する店舗だったが、今回は生活圏の中に大型店を出店した。地域密着の都市型大型店路面店として、さまざまなことに挑戦している。店舗立地は、池袋に近いため店舗名に池袋を付す店も多いが、敢えて、地域密着の観点から店舗の所在地住所を店舗名とした。板橋南町22は住所であり、カーナビの検索でもそのまま使える。また、22は重なるイメージがあるため、池袋と板橋区、無印良品と地域を重ねるという想いを込めた」と店舗概要を解説した。

<1階では「ふだん専門店」のコンセプトを訴求>
ふだん専門店

店舗コンセプトは「ふだん専門店。」で、「毎日がちょっと良くなる。板橋がもっと好きになる」店舗を目指した。日々の暮らしの必需品から季節を楽しむ商品まで、地元の再発見をしながら、ふだんに寄り添う商品を提案する。

<1階で、地域のお出かけスポットなどを紹介>
地域のお出かけスポット

1階はエントランスフロアで、プロモーションスペースとして活用する。地域密着の取り組みとして、「知る」「感じる」をテーマに近所の魅力を発信することで、人と人がつながるきっかけを作り、地域活動をひろげるため、店舗周辺のお出かけスポットなどを地図で紹介している。

<2階には、地域と連携した売場を設置>
地域と連携した売場

2階は「食とテラス」のフロアで、板橋区には全国でも有名な商店街が多数あるため、フロア中央にはその商店街のような賑わいや活気のある売場を設けた。東京都産を中心とした旬の野菜や果物、切花、無印良品の食品やキッチン用品など、生活の基本となる商品や地域の顔が見える商品を揃えた。

<板橋のいっぴんコーナー>
板橋のいっぴんコーナー

また板橋区では、平成15年度、17年度、平成20年度に、区民に親しまれているパンや総菜、お菓子などの商品を区民から募集し、現時点で53商品を「板橋のいっぴん」に認定している。さらに、これまでの商品を「殿堂入り商品」とし、新たな「板橋のいっぴん」を選定している。今回、新たに選定した「板橋のいっぴん」のコーナーを設け、認定商品の販売を行う。

<MUJI Kichen>
MUJI Kichen

忙しい毎日に必要なものを近くで手軽に買い求めたいというニーズに対応し、店内で調理したデリを販売する「MUJI Kitchen」を展開する。家事の簡略化や時短になるような商品、店舗の周辺にある仕出し・総菜販売店やクラフトビール工房と協力して店舗限定の商品を販売する。今後も地元の人々と連携し、おいしく楽しめる商品を展開する。

今回、2つのクラフトビール醸造所から1種類ずつ店舗限定のビールを醸造し販売する。また、国産ぶどうのみを使ったスパークリングワインは御徒町のワイナリーで醸造する。「板橋22エール」「板橋22IPA」は各265mlSサイズ税込600円、各480mlLサイズ1000円、「板橋22スパークリング」は680円で販売する。さらに、無印良品で初めてハンバーガーを販売する。板橋南町22限定メニューとして、店舗で作った手ごねハンバーグを使用した「てりやきハンバーガー」780円を展開する。

<2階には、オープンテラスを設置>
オープンテラス

2階フロアには、さまざまな年齢層の人々が集い、情報交換ができる場としてくつろげるオープンテラスとイベント開催などに使用できる「Open MUJI」を設置した。オープンテラスには板橋区内の園芸店が手掛けた植栽があり、「MUJI Kitchen」で提供するクラフトビールのほか、ハンバーガーなど軽食のイートインスペースとしても利用できる。

<2階の絵本コーナー>
絵本コーナー

イベントスペースである「Open MUJI」内のMUJI BOOKS売場には、板橋区が推進する「絵本のまち板橋」と連動し、東京家政大学児童学科の教員、学生と学習プログラムの一環で選書した絵本をそろえた。絵本の読み聞かせイベントも開催する予定だ。店内壁面には絵本作家の三浦太郎さんのビジュアルを展開し、絵本のまちならではの無印良品を表現した。

また、「感じの良い暮らしと社会」を地域の人々と作っていくことを目指し、地域活性化や地域の課題解決に向けて、一緒になって考える地域井戸端会議「22会議」を設置した。店舗の番地である「22」とかけて、毎月22日に開催し、会議を通じて、「人と人がつながり、お店とまちがつながり、新しいコトやモノが創造され、そしてそれらが循環することで、地域がさらに豊かになる」取り組みを目指す。

<2階の資源回収ステーション>
資源回収ステーション

2階フロアには資源回収ステーションを設け、繊維製品、体にフィットするソファ、ユニットシェルフ、プラスチック製品などの自社製品や、PET素材、保冷剤の回収だけでなく、板橋区と連携し古着回収やフードドライブの取り組みを行う。また、本・CD・DVDを回収し、古本買取会社と連携した取り組み「つながる絵本プロジェクト」を通じて、地域の幼稚園や保育施設へ寄付する取り組みも展開する。不用となったものを廃棄せず、循環させて次につなげる取り組みを行うことでゴミを減らし、資源循環型の社会を目指す。

<食品の量り売りコーナー>
食品の量り売りコーナー

環境へ配慮した取り組みとして、必要なものを必要な分だけ購入できる洗剤、シャンプーなどのヘアケア製品、ナッツ・ドライフルーツ、穀類の量り売りを実施する。この取り組みは、プラスチック容器の削減にもつながる。また、店舗屋上にコンポストを設置し、MUJI Kitchenから発生する生ごみをたい肥化し、店頭で取り扱う野菜や果物を生産する農家に活用してもらい資源循環できるよう仕組化を進める。

<アイススタンド>
アイススタンド

食品の量り売りでは、ナッツ・ドライフルーツ、ブレンドティー工房のほか、今回、無印良品で初めて、アイスを量り売りするアイススタンドを設けた。これまでは、大人向け商品で量り売りをしていたが、子どもも楽しめるアイスを量り売りすることで、子どもも量り売りを体験できる売場とした。

<3階入口のディスプレイ>
3階入口のディスプレイ

3階は「服と生活雑貨」のフロア。季節のプロモーションでは、ふだん専門店として、普段着を意識したディスプレイを展開した。成松店長は、「同じ大型店でも、銀座の無印良品は、ファッションの街にお出かけする意味合いがある。板橋南町22店は、生活圏にある店であるため、ディスプレイも日常生活に寄り添ったものにしている」と語る。

<ReMUJIコーナー>
ReMUJIコーナー

お客から回収した古着を、店舗スタッフが選り分け、染めなおした服、洗いなおした服を販売するReMUJIのほか、婦人服、紳士服、靴・靴下・服飾雑貨・バッグ、子ども服・マタニティを展開。また、ケア用品・メイク用品、タオル・バス・トイレ用品、掃除用品、洗濯用品、旅行用品、フレグランスを販売する。

<洗剤量り売り>
洗剤量り売り

さらに、無印良品で初めてセルフ方式で洗剤量り売りを開始した。「無印良品 有明」では、スタッフが量って販売していたが、今回はセルフ方式を導入した。お客自身で必要な量を100ml単位で購入できるのが特徴。洗剤は、衣類用、バス用、トイレ用、食器用とアルカリ電解水の5種を展開する。

また、「無印良品 広島アルパーク」に導入したヘアケアの量り売りを、関東で初めて導入した。量り売りは、まだ定着していないが、必要な量を買えることや、環境負荷の低減など、量り売りのメリットをお客に伝えていきたいという。

<ヘアケア量り売り>
ヘアケア量り売り

4階は「家具と収納」のフロアで、収納用品、寝具、カーテン、クッション・スリッパ・ラグ・マット、家具・インテリア、家電照明、観葉植物・アウトドアの商品を展開する。

<4階は家具と収納のフロア>
家具と収納のフロア

今回、日常生活をより快適に送れるよう、3Dプリンタでつくる自助具プラットフォームを持つ「ファブラボ品川」と協業し、無印良品の既存商品に追加できる「拡張パーツ」を3Dプリンタで作れるサービス「3Dプリンタ工房」を初めて開始した。

<3Dプリンタ工房>
3Dプリンタ工房

「ファイルボックスを片手で引き出しやすいテープハンドル」「上げ下げしやすいファスナーフック」各200円、「本を引き出しやすいしおり」300円、「缶ボトルを片手で開け閉めしやすいオープナー」400円を販売する。実験的にお客のニーズに合ったものを製作・販売し、好評な商品は、無印良品の定番商品として販売する予定だ。

<くらしなんでも相談所>
くらしなんでも相談所

さらに、「ねむる」「くつろぐ」「しまう」「なおす」をテーマにした「くらしなんでも相談所」を設置。商品購入前の相談から購入後までをサポートする。店頭での相談に加えて、オンラインや訪問での相談も対応する。インテリアアドバイザーによるインテリア相談や整理収納のアドバイスだけでなく、眠りの環境改善相談やからだに合った枕の高さを測る測定器を導入し、快眠のサポートをする。サービスは一部有料で提供する。

<寝具売場>

成松店長は、「5km・人口150万人というのは、無印良品にとってチャレンジとなる商圏設定だ。ふだん専門店として、平日は徒歩・自転車での来店者が中心となり、土日は車を利用した広域からの集客ができると想定している。板橋南町22店は、共用駐車場226台を備えているため十分、車で来店できると思う。目標年商は非公開だが、店舗面積が『板橋南町22』よりも大きい『無印良品 東京有明』を超える売上を目指している。今後、店舗屋上を生かしたイベントなども検討しており、地域に密着した取り組みを進化させ、週に2回、3回と来店される店舗を目指したい」と抱負を語った。

■無印良品 板橋南町22
所在地:東京都板橋区南町22番14号
売場面積:3924.36m2
営業時間:10時~20時
駐車場:226台(共用)
駐輪場:545台(共用)

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