小田急百貨店/「町田店」大刷新、30~40代取り込み売上1.5倍目指す
2019年03月01日 16:00 / 店舗レポート
小田急百貨店は3月1日、「町田店」をグランドリニューアルオープンした。同日マスコミ向け内覧会を開催した。
町田店は1976年開業。13年ぶりの大規模改装により、2018年10月に化粧品・服飾雑貨、リビング、呉服・宝飾・時計などの売場をリニューアルした。
同年12月には、6階に無印良品を含む専門店フロアをオープンした。
今年2月21日、7階・8階に大型家電専門店「ビックカメラ」を導入。
3月1日、3階ならびに4階を紳士服・婦人服・スポーツウエアのファッションフロアとして、グランドオープンを迎えた。
同社の林幸一・取締役町田店長は、「MDの若返りを図り、新規の30代から50代前半のお客様に来ていただけるような店をそろえた。昨年実施した2階の雑貨を強化した売場や、多摩最大級の化粧品売場の改装は大変好評を得ている」。
「ビックカメラ、無印良品といった生活に欠かせない品揃え、カジュアルを強化したファッションフロアの登場などで、1日50万人の乗降客のある町田駅直結の強みを生かし、売上150%を目指したい」と述べた。
今回の改装では、30~40代ニューファミリーを中心に、従来顧客より若い世代を呼び込むMD構成に変更。雑貨、化粧品、カジュアルファッション、生活用品を拡充している。
百貨店直営売場は60%、専門店フロア40%となる。
商圏は、町田市、相模原市、座間市を見込んでいる。
2018年10月刷新した1階の化粧品売場は、10ブランド加え30ブランドそろえた。
2階にも、化粧品の編集フロア「アミューズ ボーテ」を設置し、セルフ式で様々な化粧品を試すことができる。
2階は、改札口から乗降客の通路と接しており、気軽に立ち寄れるよう雑貨や生活用品を充実させた。
3階は、小田急線ホームから直接繋がる特性を生かし、仕事帰りに立ち寄りたくなるアイテムとショップを取り揃えたファッションフロア。
従来に比べ、30~40代女性向けキャリアファッション、レディス・メンズともに扱うショップ、カジュアル衣料を強化した。
紳士、婦人衣料、スポーツブランド、トラベル関連、アウトドアウエアなどバラエティ豊かなカテゴリーの新規20ショップを集積した。
「ドレステリア」や「ブルーレーベル/ブラックレーベル クレストブリッジ」のように、レディス、メンズともに扱うショップを導入することで、カップルの顧客の利便性を高める。
「アクティブライフ」をコンセプトに、さまざまなシーンで活躍する機能的で遊び心あるアイテムを提案するセレクトカジュアルショップ「スタンドオン by スポーツマリオ」も登場する。
4階は、従来からの町田店の顧客の支持を得ていたショップを集積。
昨秋オープンした呉服・時計・宝飾を扱う大人の特選ゾーンと連動した、大人の女性と男性の日常からハレの日に応じた上質なファッションと高付加価値アイテムを提案する。
紳士服、婦人服、紳士洋品・雑貨で構成した。
6階には、子ども服・雑貨の「キッズ ファンマート」が出店し、上質な子ども用品がそろう。
「タリーズwith U」は、子ども連れでもゆったり過ごせるよう、ベビーカーが通りやすい広い通路やゆとりある座席の配置にしている。
「ビックカメラ」は、7階に生活家電、テレビ、美容家電、ゴルフ、寝具、酒、くすり・日用品、リフォームを、8階に携帯電話、時計、ゲーム、おもちゃ、文具をそろえた。
家電から生活雑貨、医薬品、酒などビックカメラの取り扱い商品をフルラインナップしている。
■3階新規ショップ一覧
婦人服:アナトリエ、ジェット、リュクス アーモワール カプリス、バンヤードストーム、ラグライア、イデアル・ロートレアモン、マックス アンド コー、スイートキャメル/ミセスジーナゴールド、スーペリアクローゼット イネドインターナショナル
婦人・紳士服:セオリー、マーガレット・ハウエル、トミー ヒルフィガー、ドレステリア、デシグアル、サムシング、ブルーレーベル/ブラックレーベル クレストブリッジ
スポーツ:スタンドオン by スポーツマリオ
アウトドア:コロンビア
メガネ:Zoff
洋服リフォーム:洋服リフォーム リライフ
■小田急百貨店町田店
所在地:東京都町田市原町田6-12-20
TEL:042-727-1111
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