カインズ/東京インテリアに隣接「幕張店」で身近なDIY提案
2019年03月01日 16:10 / 店舗レポート
幕張店の総アイテム数は約10万アイテム、うち約1万3000アイテムがオリジナル商品となっている。
オリジナル商品では、1からDIYに挑戦するには、ちょっと抵抗があるといった人に向けて、半完成品などを提案し、自分自身でものづくりをする提案する「Kumimoku(くみもく)」シリーズなどを提案する。
「KUMIMOKU ベンチキット」(税込3980円から)は、加工された木材を組み合わせるだけで作れるベンチキットで、カインズが展開する人気クッション「フラッティ」と組み合わせることで、自分らしいサイズとデザインのベンチを作れる。
DIYではペイントが必要となることが多いが、ペンキは塗ったことがない、難しいといった声もある。そこで、簡単に塗装ができるオリジナル商品も開発している。
はやりのナチュラル仕上げに必須のステイン塗料をハケ不要で、ノリを塗るように塗装できるアイテム「KUMIMOKU 筆のいらないステインカラー」(498円)や、ひび割れ風など、質感を演出できる塗装技術を再現できる「KUMIMOKU ダメージ塗装キット」(980円)などを提案する。
幕張店でははじめて、家からでかけずベランダでもできる気軽なアウトドア「ベランピング」を提案する。ベランピングとは、ベランダとグランピングを掛け合わせた造語で、家で楽しむアウトドア。
家のベランダを活用して、ベランダにソファやテーブルを設置することで、アウトドアで食事や風景を楽しむ提案をしている。
DIYを通じたライフスタイル提案だけでなく、商品展開でもライフスタイルを意識した陳列を実施。
自転車を展開するサイクルパークでは、電動自転車、スポーツ、買物用、子ども用など、ライフスタイル別の展示で、商品を比較購買しやすくした。
幕張店では、商圏特性からペットコーナーを強化しており、カインズ最大のペットコーナーを展開する。生体の販売、ペット用品の販売のほか、トリミング、ペットホテル、マイクロバブルを完備し、ペットに関連するサービスを提供する。
ペットでも高まっている健康ニーズに対応して、新たにペット用の無添加おやつも開発し、コーナー展開した。
一方で、商圏特性を踏まえてプロ向けの建築資材や工具コーナーは別棟の資材館を設けずに、カインズの店舗と一体で運営している。
インテリア用品やDIY用品、日用雑貨などを展開するカインズの売場は木目調の床を採用。資材関連のプロ向け売場は、コンクリートの灰色の床を採用することで、売場の演出を変えている。
カインズが展開するプロ向けのオリジナル商品「Krockers」では、2019年春夏から工具以外のアパレル商品も開発した。
幕張店では、アウトドアシーンにも使えるバッグシリーズを新たに投入した。
カインズでは、オリジナル商品のデザイン性を重視しており、売場の各所にグッドデザイン賞を受賞した商品を展開している。
園芸用品のじょうろなど、何気ない商品でも、ちょっとおしゃれなデザインを取り入れることで、生活の楽しさを打ち出す。
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