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渋谷スクランブルスクエア/売上目標400億円「213店」出店、11月1日開業

2019年10月24日 18:00 / 店舗レポート

東急電鉄、JR東日本、東京地下鉄は11月1日、渋谷区に複合施設「渋谷スクランブルスクエア」第1期(東棟)をオープンする。

<渋谷スクランブルスクエア地下2階>
渋谷スクランブルスクエア地下2階

渋谷スクランブルスクエアは、東急電鉄、JR東日本、東京地下鉄が事業主体。渋谷エリアで最も高い約230m、地上47階建てで、展望施設、オフィス、商業の大規模複合施設となっている。

商業施設部分(地下2階~14階)には、日本初上陸7店、都内初4店、渋谷エリア初49店、商業施設4店、旗艦店8店、新業態39店を含む全213店がそろう。年間売上目標は400億円とした。

213店の内訳は物販126店、食物販57店、飲食28店、サービス2店。「世界最旬宣言」をビジョンに掲げ、最先端の食とファッション、サービスを提案する。

ターゲットは、上質な審美眼を持つ年齢にとらわれない生活者、高感度な女性、自分らしく生きる都市生活者、情報収集力の高い観光客。330万人の乗降客を誇る渋谷駅直結の好立地を生かし、来店頻度を高める食関連のテナントを強化し、地下2階~1階に集積した。

駅直結の2階は手軽なカフェ、ファッション雑貨、フラワーショップなどが出店。3階はサンローランなどラグジュアリーショップ、4階から9階は高感度なファッション、雑貨、ビューティフロアとした。12階、13階はレストランフロア。10階から14階には、「中川政七商店」の旗艦店、TSUTAYAブックストア、「東急ハンズ」など生活提案型のショップが入った。

<モリ ヨシダ>
モリ ヨシダ

地下2階~1階は食物販を中心に構成。1階にフランス発の人気パティスリー「モリ ヨシダ」、地下1階にミシュランで5度星を獲得したシェフによるベーカリー「ティエリー マルクス ラ ブーランジェリー」など日本初上陸店が登場する。

<ティエリー マルクス ラ ブーランジェリー>
ティエリー マルクス

1階エキナカ商業施設「エキュート」の新業態「エキュート エディション」は、従来のエキュートより価格帯は高めながらも、定番のお土産、プレゼントになるスイーツショップをセレクト。「堀内果実園」「タイチロウ モリナガ」「コネリ」などが出店する。

<エキュート エディション>
エキュート エディション

地下1階に老舗スーパーマーケット紀ノ国屋の新業態「グルマン マーケット キノクニヤ」がオープンし、初のカフェ&バーも併設した。

<紀ノ国屋初のカフェ&バー>
紀ノ国屋初のカフェ&バー

東急百貨店は、最先端、上質・本物のスイーツ、デリ、ベーカリーなどを集めた地下2階、1階「東急フードショーエッジ」で新しい売場づくりに挑む。

<東急フードショーエッジ1階>
東急フードショーエッジ1階

1階は、上質なスイーツショップを集積。地下2階の「東急フードショーエッジ」には、ハワイのヴィーガンカフェ「ピース カフェ ハワイ」、台湾で人気の創作レストラン「参和院」など日本初上陸店がそろう。

<プラスク ビューティー>
プラスク ビューティー

さらに、東急百貨店は、4階ファッション「428-224(シブヤ224)」、5階シューズ・バッグ・ファッション雑貨「+Q GOODS(プラスク グッズ)」(約1380m2)、6階コスメ「+Q BEAUTY(プラスク ビューティー)」の専門業態で、高感度な30~40代女性の需要を取り込む。

<中川政七商店>
中川政七商店

11階の「中川政七商店」旗艦店は、日本の伝統工芸だけでなく、産地振興を目指す同社の新しい挑戦を表現したショップ。若い世代が入りやすい食を入口に、日本の手仕事と産地を紹介していく。

<TSUTAYAブックストア初の有料ラウンジ>
TSUTAYAブックストア

11階の「TSUTAYAブックストア」は「旅」をテーマに2万冊本をそろえた。初の試みとして、有料ラウンジを設け、料金内でフリードリンク・ナッツを提供する。

<ホセ・ルイス>
ホセ・ルイス

レストランは、日本初上陸となるマドリードで人気のスペイン料理「ホセ・ルイス」、自社醸造のクラフトビールを提供する都内初出店のアラビア・地中海料理「カールヴァーン・トウキョウ」などがオープンする。

■渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン(地下2階~14階)
フロア:地下2階~14階
営業面積:約3万2000m2
店舗数:213店(物販126店、食物販57店、飲食28店、サービス2店)
営業時間:物販・サービス(地下2階~11階、14階)10時~21時
レストランフロア (12階、13階)
12階11時~23時、13階11時~24時
※一部店舗については、営業時間が異なる

■渋谷スクランブルスクエア
事業主体:東京急行電鉄、JR東日本、東京地下鉄
所在:東京都渋谷区渋谷2-24-12
用途:事務所、店舗、展望施設、駐車場など
延床面積:第1期(東棟)約18万1000m2、第2期(中央棟・西棟)約9万6000m2
階数:第1期(東棟)地上47階 地下7階、
第2期(中央棟)地上10階 地下2階、(西棟)地上13階 地下5階
高さ:第1期(東棟)約230m、第2期(中央棟)約61m、(西棟)約76m
運営会社:渋谷スクランブルスクエア
※東急電鉄、JR東日本、東京地下鉄の3社共同出資
開業:第1期(東棟)2019年11月1日、第2期(中央棟・西棟)2027年度
https://www.shibuya-scramble-square.com

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