二子玉川ライズS.C./24年度売上高434億円越え、2年連続で過去最高を更新

2025年04月22日 15:56 / 店舗

二子玉川ライズ・ショッピングセンター(二子玉川ライズS.C.、東京都世田谷区)は、2024年度(2024年4月~2025年3月)の売上高が2年連続で過去最高を更新した。

<二子玉川ライズ・ショッピングセンター>
二子玉川ライズ・ショッピングセンター

全館売上高が434億7390万円(前年比2.8%増)となり、来館者数は2879万人(4.5%増)となっている。

2024年度も、運営のコンセプトである「上質な日常」を顧客に感じてもらうとともに、「ここにしかない価値の提供」や「人と人がつながるきっかけを創るイベント、コミュニティ活動などのコンテンツ開発」に取り組んだ。

主な売上高・来館者数増加の要因として、2023年度の地下食料品フロアのリニューアルや、2024年度の新店舗オープン・既存店改装による各フロア全体の売上増などが挙げられる。

2023年度に実施された地下食料品エリアのリニューアルでは、東急ストアの改装および東急フードショー内の店舗入れ替えを行い、商品ラインアップの強化や売場環境の改善により、新規顧客の獲得とリピーターの増加に成功。これにより食料品売上が堅調に推移し、施設全体の売上にも貢献した。

<LOWYA(2024年9月オープン)>
二子玉川ライズ

2024年9月には、タウンフロント5階に「LOWYA(ロウヤ)」が新規オープン。スタイリッシュかつ手頃な価格帯のインテリアブランドとして注目を集め、若年層を中心に幅広い顧客の来店に寄与した。「LOWYA」の出店により回遊性が向上し、フロア全体の売上高・来館者増加につながっている。

さらに、改装を実施した店舗の売上が好調。「フォーティファイブ・アール」、「サーティワン アイスクリーム」、「和カフェ Tsumugi」などの店舗では、店舗デザインの一新や商品力アップにより、売上が好調に推移した。

その他の飲食店では、「Italian Kitchen VANSAN」や「KAISEN MART」など、運営面でオペレーションを改善したタウンフロント7階の店舗を中心に売上が向上している。

<PLAY!PARK ERIC CARLE>
二子玉川ライズ

このほか、2021年11月にオープンした体験型施設「PLAY!PARK ERIC CARLE」の来場者数や、2022年度にリニューアルしたタウンフロント4階全体の売上高などが好調に推移していることも増収要因の1つ。フロア全体の売上高が2023年度に引き続き増加し、2022年度比で24.2%増となった。

また、2024年を上回る約200回の地域密着型イベントの実施も来館者増に寄与した。GWの恒例イベントである「太陽と星空のサーカス」や、5年ぶりの「クリスマスツリー・イルミネーション点灯式」などにより、地域一体となったにぎわいを創出している。

<ABCマート グランドステージ>
二子玉川ライズ

2025年度以降も、顧客のニーズに沿った新店舗誘致や人気店舗のリニューアル、来館意欲が高まる大型イベントの開催を通じて、「上質な日常」を感じられる施設づくりにまい進していく。

4月25日には、シューズ・レディス&メンズファッションを扱う「ABCマート グランドステージ」が新規オープン。開業から14年間営業してきた「H&M」が初の内装リニューアルを行い、子供向けエリアと開放感のあるレイアウトを導入して同日オープンする。

なお、東急モールズデベロップメントが運営する他の商業施設の2024年度売上高は、グランベリーパーク390億円(5.0%増)、武蔵小杉東急スクエア155億円(3.5%増)、五反田東急スクエア95億円(4.8%増)、中央林間東急スクエア75億円(5.8%増)となり、それぞれ過去最高を更新している。

■二子玉川ライズ・ショッピングセンター
所在地:東京都世田谷区玉川2-21-1
所有:東急、東急不動産、東急リアル・エステート投資法人
運営:東急モールズデベロップメント
開業日:第1期事業2011年3月19日、第2期事業2015年4月24日
営業面積:約5万5000m2
テナント数:約170店舗
アクセス:東急田園都市線・大井町線「二子玉川駅」直結
公式サイト:https://www.rise.sc/

羽田空港第1ターミナル駅/商業施設を刷新、丸亀製麺・崎陽軒などオープン

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。

メルマガ無料登録はこちら

店舗 最新記事

一覧

新店舗オープンに関する最新ニュース

一覧

リニューアルに関する最新ニュース

一覧

商業施設に関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧