LOWYA／マークイズみなとみらいに関東初出店、SNSバズりアイテムがそろう

2024年08月08日 15:49 ／店舗レポート

ベガコーポレーションは8月10日、「マークイズみなとみらい」（横浜市西区）に、自社が運営する家具・インテリアブランド「LOWYA（ロウヤ）」の関東初の直営店「LOWYAマークイズみなとみらい店」をオープンする。8日メディア向け内覧会を開催した。

＜SNSでバズった推し活収納と浮城智和社長＞

「LOWYA」は、2004年にスタートした家具・インテリアのDtoCブランド。創業当時は仕入れた商品を楽天などで販売していたが、顧客の声を反映した自社での商品開発・販売中心のビジネスに切り替えた。アプリのダウンロード数は2024年6月末で約155万ダウンロード、主なSNSでは、インスタグラム105万フォロワー、TikTok28万フォロワー、YouTube12万チャンネル登録者、Lemon8 5万6000フォロワーまで伸ばしている。

自社で企画から製造、販売までを手掛ける家具のSPA企業として、2024年3月期は売上高160億6300万円、営業利益7億7100万円を計上している。

中心顧客は20代。6月現在で20代の顧客は約54％、20～40代の顧客が約90％を占めるという。

顧客は女性が65％、男性35％の割合となっている。

自社ECサイトでの販売をメインにしてきたが、商品の実物を見たいという顧客の声と、多様化する暮らしのニーズに合わせ、昨年福岡県に直営店1号店「LOWYA九大伊都店」をオープン。大きな反響があったことから、2023年12月大阪のなんばに2号店、2024年2月名古屋に3号店を出店した。

＜LOWYAマークイズみなとみらい店＞

4号店となる「LOWYAマークイズみなとみらい店」は、ECで販売している約4000点（PB2000点、他社製品2000点）のうち、約500点を展示。一人暮らしからファミリーまで対応したインテリアコーディネートを提案する。

＜ファミリー向け北欧×ナチュラルコーデ＞

浮城智和社長は「一人暮らしの20代が当社の中心顧客だが、30代ファミリーも取り込みたい。ファミリー向けとなると価格帯もあがるので、やはり実物を見たいという声をお客様からちょうだいしていた。昨年から実店舗を展開すると、思った以上に来店いただき、ECだけでなく、リアル店舗も出店し、ネットとリアルを行き来する、LOWYA流OMOに挑戦する。今後、二子玉川ライズ、広島に出店、お客様の需要のある所に積極的に出店したい」と説明している。

＜収納がたくさんある家具＞

また、「当社の家具の強みは、デザイン性、機能性、低価格を実現していること。デザイン性・機能性はECのレビュー、SNSといったお客様との密なコミュニケーションから、商品開発のヒントをくみ取り、実際に反映。マスに一方通行で商品を提案するのではなく、お客様とのやり取りから生まれるライブ感、スピード感のある開発が当社の特長だ。狭い日本の住宅事情に合わせた、デッドスペースを使った収納、収納がたくさん隠れている家具が人気。今後は家電、雑貨の商品も増やす。VR、ARを活用したサービスにも挑戦する」と意気込みを語った。

＜家電、雑貨の商品も増やす＞