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靴3社/2月既存店売上ABCマートのみ増、インバウンド需要増

2018年03月12日 11:10 / 月次

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靴3社が発表した2月度営業概況によると、既存店売上高は、ABCマートのみ5.7%増と前年同月を上回った。チヨダは6.9%減、ジーフット2.8%減だった。

■ABCマート(2017年2月期売上高:2389億円)
既存店売上高は前年同月比7.2%増、客数5.4%増、客単価1.8%増
全店は、売上高6.7%増、客数4.9%増、客単価1.7%増

出店2、閉店4。2月末店舗数は939店だった。

2月度は、祝日が1日多かったことや、旧正月により都市部を中心にインバウンドの需要が高まったことから、好調に推移した。

商品別では、春の新商品を中心に、スポーツシューズやキッズシューズが好調となった。

■チヨダ(2017年2月期売上高:1370億円)
既存店売上高は前年同月比7.6%減、客数8.5%減、客単価1.0%増
全店は売上高6.7%減、客数8.2%減、客単価1.0%増

出店0、閉店5、月末店舗数は1080店。

2月は、客単価は上昇したものの、客数が伸び悩んだ。

商品別では、新ブランド「フワラク」のパンプスは販売好調が続き、累計販売30万足を達成。グローバルブランドスニーカーの販売も堅調に推移したものの、気温が低い日が続いたことから、春物商品の販売は伸び悩んだ。

地区別では、春物商品の立ち上がりの遅さが大きく影響した九州地区など西日本で苦戦し、関東地区は比較的堅調に推移した。立地別では、改装を強化している駅前店が堅調だった。

■ジーフット(2017年2月期売上高:1022億円)
既存店売上高は前年同月比2.8%減、客数5.9%増、客単価8.2%減
全社売上高は2.1%減

出店0、閉店3、3月9日現在で店舗数890店舗。

2月度は、婦人靴など春物商品の販売が好調で客数の回復は見られたものの紳士靴中心に客単価が
伸び悩んだことなどが影響した。

販促施策では、自社アプリ会員向けの決算謝恩クーポン企画を実施し、売上・客数の嵩上げを行うことができた。となった。

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