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カジュアル衣料/4月の既存店売上、夏物販売好調で4社プラス

2018年05月14日 16:00 / 月次

カジュアル衣料5社の4月度の営業概況によると、既存店売上高は、ユニクロ(ファーストリテイリング)10.0%増、ユナイテッドアローズ3.2%増、ライトオン5.4%増、ジーンズメイト26.0%増と夏物需要が好調だった。

マックハウスのみ7.8%減とマイナスだった。

<ジーンズメイト店舗イメージ>
ジーンズメイト店舗イメージ

■ファーストリテイリング(2017年8月期:売上高1兆8619億円)
既存店売上10.0%増、客数4.7%増、客単価5.1%増。

直営店(ダイレクト販売除く)売上高8.4%増、客数3.7%増、客単価4.6%増。

直営店売上高10.%増、客数5.3%増、客単価4.9%増。

出店4、退店2店舗。直営店790店。

4月は、月を通して気温が高く推移したことから、夏物商品の販売が好調で、既存店売上高は増収となった。

■ユナイテッドアローズ(2018年3月期:売上高1544億円)
小売既存店売上3.2%増、ネット通販既存店売上17.1%増、小売既存店客数3.9%増、小売既存店客単価1.1%減。

小売全店売上2.8%増、ネット通販全店売上8.4%増、小売全店客数7.4%増、小売全店客単価1.4%減。

4月は前年同月に比較し気温が高く、夏物の中軽衣料を中心に好調に推移。メンズではシャツ、半袖カット、パンツ、スニーカーなどが、ウイメンズではシャツ、ブラウス、カット、カーディガン、スカート、ワンピース、ハット、サンダルなどの動きが目立った。

子会社のCHROME HEATS JPのビジネスユニット売上高前期比は3.1%増、コーエンの全社売上高前期比は19.0%増。

■ライトオン(20日締、2017年8月期:売上高800億円)
既存店売上5.4%増、客数3.3%増、客単価2.1%増。

全社売上5.9%増、客数4.3%増、客単価1.6%増。

出店0店、退店1、4月度末店舗503店。

4月度は、全国的に気温が高く、前倒しで投入している夏物商品がメンズ、ウィメンズともに好調に推移した。また、前年に比べ休日が1日多かったこともプラス要因。

メンズでは長袖Tシャツ、ウィメンズではブラウスが先月に引き続き堅調だった。

■マックハウス(2018年2月期:売上高308億円)
既存店売上7.8%減、客数3.6%減、客単価4.4%減。

全店売上8.8%減、客数3.0%減、客単価5.9%減。

新店6、退店0で合計414店舗。

4月は気温の高い日が多く、夏物商品の需要が高まり、夏物ジャケットやインナーレッグウェアが堅調に推移した。一方でロング丈のボトムスの販売で苦戦した。

■ジーンズメイト(20日締、2017年3月期91億円)
既存店売上26.0%増、客数9.1%増、客単価15.5%増。

全店売上11.7%増、客数0.4%減、客単価12.1%増。

出店3、退店0で4月度末店舗数84店。

全体として、アパレルではTシャツ、ポロシャツのカットソーやCOOL系デニム、服飾雑貨で、キャップといった夏物が好調に推移し、都心部の店舗を中心とした堅調なインバウンド需要も加わったことにより、プラスとなった。

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