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大手百貨店/8月猛暑で盛夏アイテム好調そごう・西武のぞく4社増

三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、高島屋、エイチ・ツー・オーリテイリング、そごう・西武は9月3日、8月の売上速報を発表した。

<化粧品が国内、インバウンドともに人気(イメージ、そごう横浜)>
そごう横浜

三越伊勢丹4.8%増、J.フロントリテイリング3.4%増、高島屋1.5%増、エイチ・ツー・オー6.7%増、そごう・西武0.4%減となった。

下旬の台風20号や前年に比べて休日が1日少ない影響があったものの、盛夏アイテム、化粧品、インバウンド需要が好調だった。

■三越伊勢丹(2018年3月期売上高:1兆2688億円)
既存店4.8%増、国内グループ百貨店計0.3%増だった。

伊勢丹新宿本店店頭は6.0%増、三越日本橋本店店頭は2.9%減、三越銀座店は12.4%増となった。

東京、名古屋、札幌の大都市圏を中心にラグジュアリーブランド、化粧品が売上を牽引し、国内百貨店の既存店売上、首都圏の三越伊勢丹の既存店売上ともに前年実績を上回った。

猛暑の影響でサングラスやサンダル、子供Tシャツなど盛夏アイテムが引き続き堅調に推移。ラグジュアリーブランドでは通年使用可能なハンドバッグ、革小物が好調を継続している。セーターやブルゾンなどの秋物が動いた。

免税売上は訪日客の増加に伴う来店客数の増加により、引き続き好調に推移。日本人同様にラグジュアリーブランド、化粧品への関心が高い。

■J.フロントリテイリング(2018年2月期売上高:4699億円)
大丸松坂屋百貨店の売上高は3.4%増、博多大丸、下関大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の売上高は2.7%増となった。

8月度の百貨店事業の売上高は、下旬の台風20号や前年に比べて休日が1日少ない影響があったものの、訪日外国人客を含め化粧品、ラグジュアリーブランドが好調を持続するとともに、パラソル、サングラスなどの夏物雑貨が動いた。

また、大丸松坂屋百貨店の免税売上高(速報値)は、対前年20%増(客数同29%増、客単価7%減)だった。

店舗別では、東京店が24か月連続で対前年プラスとなるなど、直営14店舗中9店舗が前年実績を上回った。

■高島屋(2018年2月期売上高:9495億円)
高島屋単体13店の売上高は1.5%増、岡山高島屋、岐阜高島屋、米子高島屋、高崎高島屋を含めた17店の売上高は0.9%増となった。

8月度の店頭売上は、関西地区を中心に台風の影響があったものの、高額品や免税売上が引き続き売上を伸ばしたことなどにより、2か月ぶりに前年実績を上回った。

店舗別売上は、大型店では大阪店・京都店・横浜店・新宿店が前年比プラス。郊外地方店では、泉北店・玉川店・柏店・米子店が前年を上回った。

商品別売上は、国内、インバウンド需要が旺盛な婦人雑貨(同社分類による17店舗ベース、以下同じ)・特選衣料雑貨・宝飾品などが前年比プラスとなった。

一方で、婦人服・紳士服・リビングなどは前年実績に届かなかった。

■H2O(2018年3月期売上高:9218億円)
百貨店事業の全社計の売上高は6.7%増となった。内訳は阪急本店8.8%増、阪神本店3.9%減、支店計7.1%増。

阪急本店、阪急メンズ東京、博多阪急などの都心店は、海外ブランドを中心にファッション関連が売上を牽引。

秋冬商材の動きもよく、暑さの影響でジャストシーズの軽衣料やUV対策の化粧品、パラソル、サンダルどの雑貨も好調だった。

6月に建て替え第Ⅰ期棟がオープンした阪神梅田本店は、売場面積が前年比2割減少も、既存顧客に加えて、30~40代の女性を中心に新規顧客も多数来店しており、食品(3%増)が前年を上回るなど店として想定を上回る堅調に推移している。

支店は、博多阪急(19%増)が継続して「ハレ」マーケットニーズを広域から取り込み伸長。他の支店も概ね堅調に推移した。

インバウンドは、引き続き化粧品、ジュエリー、時計、バッグなどが堅調に動いた(約2割増)。

阪急本店は、 婦人ファッション(13%増)が好調。前半は、ワンピースやUV対策の化粧品、パラソル(37%増)、サングラス(29%増)、サンダル(11%増)など好調に推移した。

中旬以降は、モード婦人服(24%増)を中心に秋冬のコートなどの重衣料の動き出しがいい。

カテゴリー別では、婦人服(12%増)、服飾品(11%増)、ビューティー(11%増)、ラグジュアリー(19%増)とともに高伸。

24日にオープンしたHANKYU BEAUTY STUDIOは、ミレニアル世代の新客が来店しており、想定を上回る売上で推移している。

100万円以上の高額品(9%増)は、国内・インバウンドともにジュエリーや時計を中心に好調継続。

インバウンドは、高額なジュエリーや時計やリピーターの多い化粧品が人気で、堅調(約2割増)に動いている。

■そごう・西武(2018年2月期売上高:7296億円)
そごう・西武15店の売上高は0.4%減、西武池袋本店は1.4%増となった。

高級雑貨やラグジュアリーブランドは前年を上回って推移。化粧品や洋品小物も一部商品が伸びを見せるも、全体的には、前年に対して祝日1日減と台風の影響を受け、伸び悩んだ。

インバウンドは、免税売上高は前年約15%増、免税利用客数が前年約1割増と続伸。

化粧品が依然好調なほか、一般物品も堅調に推移し、21か月連続の前年伸長となった。

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