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日販/2月は0.5%増「書店祭」などが店頭活性化

2019年03月04日 09:00 / 月次

日本出版販売が発表した2019年2月の雑誌・書籍・コミック売上動向によると、雑誌・書籍・コミック合計売上は前年同月比0.5%増となった。

内訳は、雑誌2.9%減、書籍0.9%減、コミック7.2%増、開発品15.9%増だった。

日販施策の「書店祭」などが、店頭集客イベントとして成果を出し、店頭の活性化につながったという。

雑誌は、売上を牽引したのは「はじめてのレザークラフト(アシェット・コレクションズ・ジャパン)」だった。安価なこともあり1月30日の創刊号が最も売れたが、その後発売となった2号・3号も好調に推移している。

書籍は、前年超えとなったのはビジネス書、専門書、学参書、新書の4ジャンル。

中でも前月に続き新書は『一切なりゆき(文藝春秋)』『妻のトリセツ(講談社)』に牽引され、2カ月連続の前年超えとなった。

『ざんねんないきもの事典』など、前年非常に好調だった児童書だが、年齢別絵本陳列企画「いくつのえほん 2019」などの効果もあり、0.3%減と健闘している。

コミックは、「僕のヒーローアカデミア 22(集英社)」や「ハイキュー!! 36(集英社)」というジャンプコミックスの大物に牽引され、7か月連続の増加だった。

開発品は、「STARBUCKS OFFICIAL BOOK(宝島社)」や「Lee BACKPACK SET BOOK RED version/BLACK version(宝島社)」が牽引し、前年超えとなった。

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