日本フードサービス協会/4月の外食産業売上1.7%増、32カ月連続増加
2019年05月28日 12:00 / 月次
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日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の4月度売上状況は、前年同月比1.7%増と32カ月連続で前年を上回った。
4月は、東日本で気温が低かったことも客足にマイナスの影響を与えた。客数は全体的に前年を下回ったものの、季節メニューの投入やメニュー価格の改定等により客単価が上昇した。
今年のGWは10連休と休日数が増加したが、その前半にあたる4月末の4日間は天候に恵まれない日もあり、客足が鈍る店もみられた。
ファーストフード業態の全体売上は2.7%増と前年を上回った。洋風は、お得感のあるランチメニューや期間限定メニューなどの好調で客単価が上昇、売上は3.4%増。和風は、季節に合わせた新メニュー、割引クーポンやパスの投入、定食メニューの好調などで客単価上昇、売上4.9%増。
麺類は、価格改定による単価上昇で、売上1.6%増。持ち帰り米飯・回転寿司は、店舗減でもGW期間中の回転寿司の好調により客数は前年並み、持ち帰り米飯では唐揚・ポテトなどプラス1品の訴求により単価が上昇、売上は2.1%増となった。
その他は、アイスクリームが前月同様、昨年の携帯会社とのコラボキャンペーンの反動で客数が大幅に減少し、売上5.5%減となった。
ファミリーレストラン業態の全体売上は0.7%増と前年を上回った。
洋風と和風は、グランドメニューの改訂等で客単価は上昇するも、客数と店舗数が減少し、売上は洋風0.9%減、和風0.4%減。
中華は、割引券の利用や期間限定メニュー等の好調で客数と客単価が上昇し、売上は4.9%増。焼き肉は、客数、客単価が堅調で、売上は3.4%増となった。
パブ・居酒屋業態の飲酒業態は、気温が下がった上旬を中心に客数が減少した。また、地方では2度の統一地方選挙により客足に影響した店もあった。
パブ・ビアホールは、月末に向かって客数が増えたが、客単価の減少で売上は前年とほぼ同じ、居酒屋は客単価が上昇したが、客数と店舗数が減って売上0.6%減となった。
ディナーレストラン業態は、店舗減、平日の法人需要の低調などで、売上は0.1%減となった。
喫茶業態は、GW期間中にビジネス街で営業時間を短縮する店もあり、客数はわずかに前年を下回ったが、季節のドリンクメニューの投入や価格改定で客単価が上昇、売上は1.9%増となった。
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