ドラッグストアのインバウンド消費/7月はパック8品がトップ30入り
2019年08月30日 11:30 / 月次
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True Dataは8月30日、全国ドラッグストアのPOSデータによる2019年7月のインバウンド消費動向調査を発表した。
日本政府観光局(JNTO)の発表によると、7月の訪日外国人数は前年同月比5.6%増の299万1千人で単月として過去最高を記録した。同社の調査によると、ドラッグストアにおけるインバウンド消費購買金額は前年同月比16.3%減少。特に購買件数の落ち込みが大きく、1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比20.7%減少し956件だった。
1レシートあたりの購買単価は前年同月比5.5%増加したが、2019年2月から5カ月続いていた1万6000円を割り込み1万5682円となっている。
中国でEC法が施行された今年1月以降、ドラッグストアのインバウンド消費が減少しているなかで、化粧品は売上個数TOP30内に前月と同じく14商品がランクイン。なかでもパックは、3位のウテナ「プレミアムプレサ ゴールデンジュレマスク ヒアルロン酸」など、今年に入り最も多い8商品がランクインし、化粧品カテゴリをけん引している。
1位はDHC「薬用リップクリーム 1.5g」、2位は花王「キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム 40g」だった。
エリア別のランキングTOP10を見ると、人気のブランドが地域によって異なり、東京では「肌美精(クラシエホームプロダクツ)」が3商品、大阪では「プレミアムプレサ(ウテナ)」が3商品ランクインした。
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