ドラッグストアのインバウンド消費/8月13.6%減、化粧品人気は継続
2019年10月01日 10:00 / 月次
True Dataは9月30日、全国ドラッグストアのPOSデータによる2019年8月のインバウンド消費動向調査を発表した。
日本政府観光局(JNTO)の発表によると、8月の訪日外国人数は前年同月比2.2%減少し252万人で、台風被害による関西国際空港閉鎖があった2018年9月以来11か月ぶりに前年同月を下回った。
同社の調査によると、ドラッグストアにおける1店舗あたりのインバウンド消費購買金額は前年同月比13.6%減少した。1レシートあたりの購買単価は1万5643円で前年同月比4.1%増だったが、1店舗あたりの購買件数は前年同月比17.1%減少したことが響いている。
売上1位はDHC「薬用リップクリーム」1.5g、2位は花王「キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム」40g、3位江崎グリコ「ポップキャン」となった。
ドラッグストアにおけるインバウンド消費が減少しているなかで、化粧品は売上個数TOP30内に15商品がランクインした。
特にパックのランクイン数は前月の8商品から1商品増え9商品となり、インバウンド消費における化粧品の存在感がさらに高まっている。
TOP10内にランクインしているパックの「毛穴撫子 お米のスキンケア お米のマスク」(石澤研究所)や「ワフードメイド 酒粕パック」(pdc)は日本の伝統的な食品の成分を配合し、パッケージに表記するなど工夫。日本の文化が伝わる特徴的な商品を展開することで、訪日客の心を捉えているという。
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