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ラーメン・カレー・定食/9月既存店売上トリドール9%増、いきなり33%減

2019年10月31日 14:10 / 月次

ラーメン・カレー・定食8社が発表した9月の月次営業情報によると、既存店売上高は、トリドール9.3%増、王将フードサービス4.3%増となった。

一方、リンガーハット2.3%減、ハイデイ日高0.8%減、幸楽苑4.1%減、いきなり!ステーキ33.6%減、壱番屋2.5%減、大戸屋8.6%減と明暗を分けた。

<いきなり!ステーキ店舗イメージ>
いきなり!ステーキ

■トリドールホールディングス(2019年3月期:売上高1450億円)
既存店の売上高9.3%増、客数10.2%増、客単価0.8%減。

全店の売上高15.1%増。

9月は出店2、合計1019店。

9月度は、休日が前年と比べて1日少なかったことによる曜日特性の影響が0.6%程度あったものと推測。

丸亀製麺は、前月に引き続き「明太クリーム釜玉」や「明太チーズ釜玉」を販売する「釜玉うどん祭」を開催。テレビCMを放映するなど、売上・来客数増に向けた施策を実施した。

また、客数は、前年における台風の影響の反動があったほか、テレビCMにおいて前年同月比で出稿量を増やしたことや人気テレビ番組に取り上げられたことなどが奏功し、と堅調に推移した。

■王将フードサービス(2019年3月期:816億円)
既存店の売上高4.3%増、客数4.0%増、客単価964円(0.3%増)。

全店の売上高5.5%増、客数5.2%増、客単価959円(0.3%増)。

9月も、7月・8月同様に、日本各地に猛威を振るった台風・豪雨、猛暑などの天候不良により、売上獲得への悪影響を受けたが、QSCの向上、タイムリーな販促活動、利便性向上に向けた取り組みが功を奏し来客数が増加し、売上を伸ばした。

9月は出店1、退店1、9月末で729店舗。

■リンガーハット(2019年2月期:469億円)
既存店の売上高2.3%減、客数0.1%減、客単価2.2%減。

全店の売上高0.3%増、客数2.5%増、客単価2.1%減。

出店5、退店0、9月末全店811店。

■ハイデイ日高(2019年2月期:418億円)
既存店の売上高0.8%減、客数0.5%減、客単価0.2%減。

全店の売上高2.1%増、客数2.1%増、客単価0.1%増。

出店2、退店0、店舗数438店。

■幸楽苑(2019年3月期:売上高412億円)
既存店の売上高4.1%減、客数5.8%減、客単価1.8%増、店舗数494店。

全店の売上高5.9%減、客数8.1%減、客単価2.3%増。店舗数504店。

9月度は、昨年同月に比べ土曜日が1日少ないうえ、昨年は「創業祭」を初めて開催したインパクトが大きく客数が著しく増加したが、今年は関東地区を中心に3日間にわたり大きな被害をもたらした台風15号の影響により客数は減少した。

■ペッパーフードサービス(2018年12月期:売上高635億円)
ペッパーランチの既存店の売上高3.8%減、客数4.6%減、客単価0.8%増。

全店の売上高9.8%増、客数8.9%増、客単価0.8%増。

国内店舗数174店。

レストラン事業の既存店売上高0.2%増、客数1.4%増、客単価1.2%減。

全店の売上高10.2%減、客数11.6%減、客単価1.6%増。

国内店舗数14店。

いきなり!ステーキの既存店の売上高33.6%減、客数28.0%減、客単価7.9%減。

全店の売上高6.7%減、客数0.9%増、客単価7.6%減。

国内店舗数481店。

■壱番屋(2019年2月期:売上高502億円)
既存店の売上高2.5%減、客数4.3%減、客単価1.9%増。

全店の売上高2.2%減。

出店1、退店6。店舗数1484。

客数は、前年・本年ともに全国でテレビCMを実施したものの、前年の効果に及ばなかったこと
や、土曜日が1日少ない曜日回りであったことなどから、苦戦した。

客単価は、3月よりポークカレー等の価格を値上げしたことにより、堅調だった。

■大戸屋(2019年3月期:257億円)
既存店の売上高8.6%減、客数6.8%減、客単価1.9%減。店舗数305店。

全店の売上高8.6%減、店舗数350店。

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