ドラッグストアのインバウンド消費/10月は購買金額・件数ともに減少
2019年11月29日 12:30 / 月次
True Dataは11月29日、全国ドラッグストアのPOSデータによる2019年10月のインバウンド消費動向調査を発表した。
同社の調査によると、ドラッグストアにおける1店舗あたりのインバウンド消費購買金額は、前年同月比で21.1%減少した。
1店舗あたりの購買件数は前年同月比20.7%減、1レシートあたりの購買単価は0.5%の微減となっている。
日本政府観光局(JNTO)の発表によると、10月の訪日外国人数は、前年同月比5.5%減であり、元安の影響、中国EC法の施行に加え、訪日客数の減少も購買件数に影響したと考えられる。
インバウンド消費購買個数ランキングでは、1位DHC「薬用リップクリーム」1.5g、2位花王「キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム」40g、3位江崎グリコ「ポップキャン」だった。
圏外から初めて「アトリックス ビューティーチャージ ピーチティーの香り 80g」(花王)がランクイン。TOP30内にハンドクリームが計3商品登場した。
「ピーチ」関連の商品はインバウンド消費で人気が高く、過去に複数の化粧品や、OTC医薬品がランクインしている。桃はアジアで縁起がいいとされている果物だという。
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