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ファミリーレストラン/休日少なく10月既存店売上高5社そろって減少

2020年11月19日 12:40 / 月次

ファミリーレストラン主要5社が発表した10月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく11.6%減、サイゼリヤ9.9%減、セブン&アイ・フードシステムズ10.9%減、ロイヤルホスト4.7%減、ジョイフル9.7%減と、各社前年同月に比べ減少した。

土日祝祭日の日数が、前年同月よりも1日少なかったことなどが響いた。しかし、「Go to Eat」キャンペーンが開始したことなどから、売上高、客数の減少幅は縮小している。

客数は、すかいらーく16.4%減、サイゼリヤ13.4%減、セブン&アイ・フードシステムズ18.6%減、ロイヤルホスト11.9%減、ジョイフル14.0%減だった。

客単価は、すかいらーく5.7%増、サイゼリヤ4.1%増、セブン&アイ・フードシステムズ9.5%増、ロイヤルホスト8.2%増、ジョイフル5.0%増となっている。

■すかいらーく(2019年12月期:売上高3753億円)
既存店売上高は11.6%減、客数16.4%減、客単価5.7%増。全店売上高11.1%減。

10月末店舗数はグループ計3201店。

「Go To トラベル」に続き「Go to Eat」キャンペーンが開始。外出自粛緩和ムード拡大前年の消費増税、全店禁煙の影響が一巡した。

前年10月、大型台風が関東地方を直撃し売上にマイナスに影響したが、今年は台風影響がなくプラス。土日祝日が1日少ないことで曜日影響はマイナスだった。

「から好し」のガスト店内への出店は、10月末時点で195店に拡大。売上好調。年内480店、来年3月末1130店を計画している。

すかいらーくアプリにて、ガストの人気メニュー「若鶏のグリル ガーリックソース」「マルゲリータ」「大葉おろしの和風バーグ」などを399円のキャンペーン価格で販売。アプリプッシュ、Twitter投稿、リリース配信によりニュース拡散で効果を最大化したという。

10月売上は、デリバリー前年比約42%増、テイクアウトは前年比約2倍だった。

2020年度業通期の態転換は55店舗を予定している(うち31店舗転換済)。

■サイゼリヤ(2020年8月期:売上高1268億円)
既存店売上高9.9%減、客数13.4%減、客単価4.1%増。店舗数1023店。

全店売上高9.2%減、客数12.8%減、客単価4.1%増。店舗数1086店。

休業29店、閉店2店だった。

10月の既存店売上高は、土日祝祭日による日数が、前年同月よりも1日少なかったことが、2%ポイント程度マイナスに影響したという。

「テイクアウト客数=テイクアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テイクアウトによる客数として加味している。

■セブン&アイ・フードシステムズ(2020年2月期:売上高743億円)
デニーズ
既存店売上高10.9%減、客数18.6%減、客単価9.5%増。

全店売上高9.7%減。

■ロイヤルホールディングス(2019年12月期:外食事業626億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高4.7%減、来客数11.9%減、客単価8.2%増。

■ジョイフル(2020年6月期:売上高623億円)
既存店売上高9.7%減、客数14.0%減、客単価5.0%増。

全店売上高14.3%減、客数18.4%減、客単価5.0%増。

出店0、退店18、店舗数合計660店。

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