上場アパレル企業/12月全店売上西松屋、ワークマン、ユニクロ増加幅拡大
2021年01月21日 15:20 / 月次
帝国データバンクは1月21日、2020年12月分の上場企業(アパレル)の月次売上高動向調査結果を発表した。
集計対象24社のうち、2020年12月の月次売上高が全店ベースで前年同月(2019年12月)を上回ったのは5社(構成比20.8%)、下回ったのは19社(同79.2%)だった。
12月後半は気温が低下したため、アウターなどの冬物商品の需要が高まり好調となる側面もあったが、新型コロナの感染第3波による外出自粛の影響が大きく、年末商戦での売り上げに影響し、前年同月を下回った企業が大半を占めた。下回った企業は11月の18社から1社増加した。
下回った19社のうち、前月と比べ、アウターやEC販売が好調であった6社で減少幅が縮小、12社は減少幅が拡大、1社は増加から減少に転じた。前年同月比の減少率が10%以上となった企業は、11月は12社であったが、12月は17社と増加している。
一方、前年同月を上回った5社のうち西松屋チェーン(8.2%増→15.7%増)、ワークマン(8.6%増→13.8%増)、ファーストリテイリング(ユニクロ、ジーユー。0.8%増→6.1%増)の3社の増加幅は拡大した。
そのほか全店ベースで前年同月を上回ったのは、TOKYO BASE0.7%増、しまむら11.0%増だった。
今回の調査はアパレルを中心とした衣服類販売を手がける上場企業(または上場グループ中核企業)のうち、HPなどで月次売上高をリリースしている24社について、2020年12月分の全店実績を集計し、分析した。
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