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カジュアル衣料/3月既存店西松屋1.4%減、その他3社大幅増

2021年04月16日 13:40 / 月次

カジュアル衣料4社の3月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ(ファーストリテイリング)40.2%増、しまむら24.6%増、西松屋1.4%減、ハニーズ24.6%増となった。

前年の新型コロナウイルス感染拡大に伴う客数減の反動もあり、気温の上昇に伴い春夏商品が好調に推移したユニクロ、しまむら、ハニーズの売上は前年同月に比べ大幅に増加している。

■ファーストリテイリング(2020年8月期:売上高2兆88億円)
既存店(715店)+Eコマースの売上高は40.2%増、客数46.7%増、客単価4.4%減。

直営店(762店)+Eコマースの売上高は41.5%増、客数47.9%増、客単価4.4%減。

出店3、退店は4だった。3月は昨年のハードルが低いことに加え、春夏商品、在宅需要にマッチした商品、コラボレーション商品の販売が好調だったことにより、既存店売上高は40.2%の大幅な増収だった。

新型コロナウイルス感染症の影響による、3月末時点の臨時休業店舗は5店舗、時間短縮営業を行っていた店舗は79店舗だった。これらの臨時休業、営業時間短縮した店舗は既存店、直営店から除外せず算出している。

■しまむら(2021年2月期:売上高5426億円)
既存店売上(ファッションセンターしまむらのみ)24.6%増、客数18.8%増、客単価4.8%増。

全店売上24.5%増。出店0、退店1で3月末店舗数1429店。

3月度は、4月並みの暖かさとなる日もあり、アウター衣料や肌着は春物から初夏・夏物まで好調に推移した。 

婦人アウター衣料では、トレンドのチュニック丈のシャツや重ね着できるニットベストが売れ筋となり、巣ごもり需要の継続でリラクシングウェアやスポーツウェア、インテリアも好調だった。ベビー用品では2週連続で打出したベビーフェアが好調で、入園・入学用品も売上を伸ばしたという。

■西松屋チェーン(20日締、2021年2月期:売上高1594億円)
既存店売上高1.4%減、客数5.7%減、客単価4.5%増。

全店売上0.1%減、客数4.4%減、客単価4.5%増。

出店6店、退店6で、3月度末の店舗数は1009店舗。

3月度は、気温の上昇に伴い、春物衣料や夏物衣料、入園・入学・新学期用品などの売上高が非常に好調に推移した。

また、2021年3月1日から、「西松屋アプリ」会員限定の西松屋オリジナルポイント制度「ミミちゃんスマイルプログラム」を開始している。

■ハニーズ(2020年5月期:売上高425億円)
既存店売上高24.6%増、客数29.0%増、客単価4.4%減。

直営店売上高25.2%増、客数29.6%増、客単価4.4%減。

出店4、退店4 、3月末店舗数873店。

3月度は気温の上昇とともに春物、初夏物が順調に動いたことと、前年の新型コロナウイルス感染拡大に伴う客数減の反動もあり、既存店売上は前年を上回った。商品としては、カットソー、ブラウス、パンツが売れ筋となったという。

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