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カジュアル衣料/11月既存店ユニクロ3.8%減、しまむら1.7%増

2022年12月23日 13:10 / 月次

カジュアル衣料4社の11月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ3.8%減、しまむら1.7%増、西松屋6.5%減、ハニーズ18.9%増となった。

<11月実績>

社名 既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
ユニクロ 3.8%減 0.8%減
しまむら 1.7%増 1.5%増
西松屋 6.5%減 4.0%減
ハニーズ 5.6%増 7.1%増

■国内ユニクロ事業(2022年8月期:売上高8102億円)
既存店(732店)+Eコマースの売上高は3.8%減、客数9.7%減、客単価6.5%増
直営店(804店)+Eコマースの売上高は0.8%減、客数6.7%減、客単価6.4%増
出退店は、出店2店、退店0店だった。

11月は、月を通して気温が高く推移し、防寒衣料の需要が伸び悩んだことに加え、昨年あった+Jなどのコラボ商品が今年はなかったことで、既存店売上高は減収となった。

■しまむら事業(2022年2月期:売上高4401億円)
既存店売上は1.7%増
全店売上1.5%増、客数2.5%減、客単価4.1%増
出店1、退店1で月末店舗数1421店

11月度は、日中の気温が平年より高く推移したものの、トレンド商品の拡大やグループ全体で打ち出した大創業祭が好調だったことで、冬物が売上を伸ばした。アウター衣料では、婦⼈のセーターやカーディガン、スカートが売れ筋となった。実用商品では、PB「CLOSSHI」のあったか素材「FIBER HEAT」の肌着が好調だったことに加えて、お出かけ需要の高まりで帽子やバッグが売上を伸ばした。

■西松屋チェーン(2022年2月期:売上高1630億円)
既存店売上高6.5%減、客数6.1%減、客単価0.4%減
全店売上4.0%増、客数3.2%減、客単価0.8%減
出店9店、退店1店で、月末店舗数は1059店舗

11月は、前年と比較して気温が高く、冬物衣料の売上高が前年を下回った。一方、育児・服飾雑貨の売上高は好調に推移した。

■ハニーズ(2022年5月期:売上高476億円)
既存店売上高7.1%増、客数3.5%減、客単価10.5%増
直営店売上高5.6%増、客数4.3%減、客単価10.4%増
出店4、退店1、月末店舗数870店

11月は、前半は秋冬物の動きが良く、好調に推移した。後半から気温が高い日が多かったため、冬物の動きが鈍くなり伸び悩んだが、既存店売上は前年を上回った。商品としては、カットソー、ニット、ブラウスが売れ筋となった。

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