総合スーパー/7月はイオン5.6%増、PPIH8.5%増、ヨーカドー1.1%増
2023年08月31日 14:30 / 月次
流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、7月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール5.6%増、PPIH(国内リテール主要4社)8.5%増、イトーヨーカドー1.1%増となった。
<7月の実績>
社名 | 既存店売上高(前年同月比) | 全店売上高(前年同月比) | |
イオンリテール | 5.6%増 | 7.8%増 | |
PPIH | 8.5%増 | 9.8%増 | |
イトーヨーカ堂 | 4.2%増 | 3.5%増 |
■イオンリテール(2023年2月期:売上高1兆5956億円)
既存店5.6%増、全店7.8%増
総合小売事業のイオンリテールでは、顧客参加型企画や数量限定の予約販売会などお買得商品を1.7倍に拡大して「イオン 超!ナツ夏祭り」を開催した。セール期間売上が計画を大きく上回ったこともあり、既存店売上高は13カ月連続で前年実績を上回った。衣料では、気温の上昇に加え、外出需要の増加やイベントの再開など人流回復に伴いトラベル用品、浴衣や水着などの季節商品が好調に推移し、既存店売上高前年比が1割以上伸長した。
食品では、トップバリュを拡充したグロサリーや土用丑に超特大サイズのうなぎ蒲焼を昨年より1.3倍用意した水産やデリカ、フローズンデザートやフルーツなどの品揃えを拡充した日配や農産が好調に推移し、食品売上高は既存店の前年実績を11カ月連続で超えた。またメイクアップ化粧品やペット用品、ファーマシーなどが好調なヘルス&ビューティケアの既存店売上高は、17カ月連続で前年を上回った。
■PPIH(2022年6月期:売上高1兆8312億円)
・国内リテール主要5社(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店、ユニー)
既存店売上8.5%増、客数0.7%増、客単価7.8%増、対象店舗数591店
全店売上高9.8%増、対象店舗617店
・ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)
既存店売上高11.0%増、客数1.9%増、客単価9.0%増。家電製品13.3%減、日用雑貨品14.5%増、食品8.0%増、時計・ファッション用品11.8%増、スポーツ・レジャー用品12.5%増、対象店舗460店。全店売上高13.4%増、店舗数486店
・GMS事業(ユニー)
既存店売上高1.8%増、客数2.2%減、客単価4.1%増
衣料品14.1%増、住居関連品1.4%増、食品0.2%減
対象店舗数131店。全店売上高0.2%増、店舗数131店
■イトーヨーカ堂(2023年2月期:売上高6542億円)
既存店総売上高(SC計)4.2%増、商品売上2.1%増、客数1.1%増、客単価0.9%増、テナント9.0%増
全店総売上計3.5%増、うち商品売上1.2%増、テナント他8.8%増
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