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ショッピングセンター/9月既存店売上7.5%増、飲食が好調

2023年10月25日 14:32 / 月次

日本ショッピングセンター協会が10月25日に発表した9月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は前年同月比7.5%増だった。

月度 総合 テナント キーテナント
7月 12.7%増 14.3%増 7.6%増
8月 12.2%増 13.4%増 7.7%増
9月 7.5%増 8.1%増 5.5%増

記録的な残暑により、秋物衣料の動きが鈍かったSCが多かったが、国内旅行客やインバウンド客の来館、館周辺でのイベント開催により飲食業種が売上をけん引し、前年超えとなった。また、前年同月に台風のため臨時休業や営業時間短縮を行ったSCは反動増となっている。

2019年比は総合で12.6%減。同年9月は、10月からの消費税増税前の駆け込み需要もあった。

立地別にみると、中心地域は総合で12.8%増、周辺地域は5.1%増となった。国内外の旅行客などの来館により、とくに中心地域の大都市が好調だったという。

業種別にみると、「ファッション」は残暑により盛夏商材のセール消化が進んだものの、秋物商材は苦戦した。「雑貨」はキャラクター商材や行楽需要による旅行用品が好調。「飲食」は猛暑のため冷たい商品や夏メニューが高稼働したことに加え、ディナータイムが盛況だったという。「サービス」はアミューズメントや美容、リラクゼーションが好調だった。

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