流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





イオン/11月は、ブラックフライデーなどでイオンリテール既存店1.8%増

2023年12月11日 15:30 / 月次

イオンが発表した11月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール1.8%増、イオン北海道3.9%増、イオン九州4.6%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海2.3%増、フジ・リテイリング1.9%増、マックスバリュ西日本2.6%増だった。ミニストップは0.6%増、コックスは6.1%増、ジーフット5.6%増、キャンドゥ6.1%増となっている。

<主な連結各社の11月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 4.7%増 1.8%増
イオン北海道 5.1%増 3.9%増
イオン九州 4.8%増 4.6%増
SM マックスバリュ東海 3.6%増 2.3%増
フジ・リテイリング 3.3%増 1.9%増
マックスバリュ西日本 2.3%増 2.6%増
CVS
専門店
ミニストップ 1.5%減 0.6%増
コックス 5.7%増 6.1%増
ジーフット 3.2%減 5.6%増
キャンドゥ 9.8%増 6.1%増

11月は、本格的な冬の消費拡大に向け、通常店頭で販売していないこだわりのプレミアム商品の数量限定の予約販売会やセール期間限定のお買得な商品などを取り揃えた「イオン ブラックフライデーセール」を開催した。トップバリュでは、希少な北海道富良野産ホップを使用した「トップバリュ 富良野生ビール」を数量限定で発売したほか、アルコールでもソフトドリンクでもない「クラフテル」の第二弾や、バランスの取れた食事が手軽に摂れる「雑穀米と食べるサラダボウル」の販売を開始した。

総合小売事業のイオンリテールの既存店売上高は、17カ月連続で前年実績を上回った。17日から開催した「ブラックフライデーセール」では、プレミアムな商品から、話題の美容家電、お得な生鮮品まで商品を取り揃えた予約販売会や、イオン限定の「オリジナルブラック商品」などの販売が好調だった。食品では、グロサリー、デイリーフーズ、デリカ、農産、水産などが好調に推移し、既存店売上高が前年実績を15カ月連続で超えた。ヘルス&ビューティケアでは、化粧品や医薬品、調剤、ペット用品などが引き続き好調で、既存店売上高が21カ月連続で前年を上回った。

スーパーマーケット事業では、主要企業10社計の既存店売上高が、9カ月連続で前年を超えた。生活必需品にかかる支出を節約したいというニーズに応えるためにトップバリュの拡販や、各地の旬の食材を使用したローカルPBの開発に注力した。

サービス・専門店事業のコックスでは、気温の低下により秋冬物商品が活発に動いたほか、防寒商品が好調に推移した。また、マフラーやグローブなどの防寒小物の展開も奏功し、既存店売上高は前年実績を超えた。

■イオンの関連記事
イオンリテール/ホームコーディ売場リニューアル、売上10%増目指す

関連記事

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧