ユナイテッドアローズ/8月の既存店14.7%増、8カ月連続の前年越え
2024年09月04日 14:39 / 月次
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ユナイテッドアローズ(2024年3月期:売上高1342億円)が9月3日に発表した2024年8月度月次売上概況によると、小売+ネット通販既存店の売上高は14.7%増、客数9.1%増、客単価4.1%増となった。
小売+ネット通販の売上高は15.1%増、客数10.5%増、客単価3.3%増だった。小売、ネット通販、卸売等による売上を含むビジネスユニット計売上高は13.3%増、全社売上高14.7%増となった。
8月 | 小売+ネット通販既存店 | 小売+ネット通販 | ||||
売上高 | 客数 | 客単価 | 売上高 | 客数 | 客単価 | |
前年比 | 14.7%増 | 9.1%増 | 4.1%増 | 15.1%増 | 10.5%増 | 3.3%増 |
出退店は、小売1店を移転し、ネット通販は増減なし、アウトレットは1店を退店した。月末店舗数は、小売店198、ネット通販54店、アウトレット26店、合計278店だった。
夏物衣料、秋物の新作ともに定価販売が前年から大きく伸び、既存店売上高は8カ月連続で前年を超過した。ネット通販の好調が継続しているのに加え、月中に2度の台風の影響があったものの小売も二桁近い伸びとなった。
8月は前年同月に比べて休日が1日多く、小売+ネット通販既存店売上高前期比に対してプラス1.4%程度の影響があったと推測している。台風の影響により、九州地区を中心にアウトレット店を含む34店舗が1日~2日の臨時休業をした。「月中1日以上休業した店舗は既存店から除外する」というルールを設定しているが、当月は例外の措置として、これらの店舗も既存店としてカウントした上で、既存店前年比等を算出した。
速報数値には収益認識基準変更の影響は含まれていない。収益認識基準変更の影響は確報値に反映され、速報値から数ポイント程度下がるほか、2023年8月から会員プログラムをリニューアルしたことに伴い、2024年4~7月においては旧制度と新制度の還元率の差による売上高前年比へのマイナス影響が追加発生する見込みだ。2024年7月の確報値では、速報値に対して全社売上で3.7ポイント、小売+ネット通販既存店売上で2.5ポイントのマイナスとなっている。
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