日本フードサービス協会/10月の外食売上6.1%増、インバウンド客増が貢献

2024年11月25日 14:59 / 月次

日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の10月度売り上げ状況は、前年同月比6.1%増となった。

10月度 売上高前年同月比
全体 6.1%増
ファストフード 6.6%増
ファミリーレストラン 5.7%増
パブ・居酒屋 4.6%増
ディナーレストラン 1.3%増
喫茶 7.6%増

10月は、前年に比べ日曜日が少ない曜日回りとなり、業態によっては客数などに影響が出た。しかし、各種販促キャンペーンが好調に推移。まだ気温の高い日があり、依然夏向けの商品も堅調であったことや、月間の訪日外客数が過去最高を記録したことなどから、前年同月を上回っている。

客数は2.6%増、客単価3.4%増。

ファストフード業態は、6.6%増。「洋風」は期間限定の季節メニューや、ゲーム業界とのコラボ企画が好評で4.3%増。「和風」はCMによる訴求や値引きキャンペーンで集客し、売り上げ12.2%増。「麺類」は郊外ロードサイド店舗の拡充や、高温傾向により冷たいメニューが堅調、観光地での訪日外客のにぎわいもあり、売り上げは12.1%増となった。

「持ち帰り米飯/回転ずし」は、休日数が少なかったことなどによる客数減もあったが、売り上げは0.4%増。「その他」は「アイスクリーム」「ドーナツ」がハロウィーンのキャンペーンで売り上げを伸ばし、6.6%増だった。

ファミリーレストラン業態は、5.7%増。「洋風」は、月初及び月末の悪天候がやや影響したところもあったが、クーポンや期間限定のデザートなどの好評もあり、6.7%増。「和風」は、高温で鍋メニューが振るわなかったものの、秋メニューのフェアが奏功したことなどから、6.5%増。「中華」は特産食材のキャンペーンが奏功し、また創業記念クーポンにより集客したところがあり、売り上げ3.8%増。「焼き肉」は、休日が一日少ないことの影響で、客数に影響があったものの、価格改定とキャンペーンの効果により、売り上げ2.7%増となっている。

パブ・居酒屋業態は、ビジネス街立地の店での休前日の好調に加え、インバウンドの集客が増え、売り上げ堅調。高温傾向により日本酒の熱かんなどは振るわなかったが、ビールの売れ行きが堅調で、4.6%増。

ディナーレストラン業態は、休日が少ないことなどで客数に影響があったところが一部あったが、インバウンド需要の好調が続き、売り上げ1.3%増となった。

喫茶業態は、10月に入っても気温が高い日美が続き、冷たい飲み物が好調、テラス席の需要もあり、7.6%増だった。

■外食の関連記事
モスバーガー×ミスド/ららぽーと新三郷にコラボ店舗「MOSDO!」オープン

日本フードサービス協会/5月の外食売上6.3%増、客数3.7%増

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。

メルマガ無料登録はこちら

月次 最新記事

一覧

外食に関する最新ニュース

一覧

ファミリーレストランに関する最新ニュース

一覧

日本フードサービス協会に関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧