ショッピングセンター/10月既存店売上1.1%増、秋冬衣料苦戦も飲食でカバー
2024年11月25日 15:32 / 月次
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日本ショッピングセンター協会が11月25日に発表した10月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は前年同月比1.1%増だった。
月度 | 総合 | テナント | キーテナント |
7月 | 2.7%増 | 3.2%増 | 0.8%増 |
8月 | 7.1%増 | 8.1%増 | 3.7%増 |
9月 | 7.3%増 | 8.2%増 | 4.2%増 |
10月 | 1.1%増 | 1.5%増 | 0.3%減 |
全国的に10月としての過去最高気温を記録するなど暑さが続いたことで秋冬衣料が苦戦したが、雑貨や飲食で売上を支えたSCが多かった。前年同月に比べて休日日数が1日少なかったことも影響している。
立地別にみると、中心地域は総合で4.5%増、周辺地域は0.5%減と、周辺地域が2年8カ月ぶりにマイナスとなった。
インバウンド客の来館があったSCを除くと、立地問わず秋冬衣料の不調が売上に影響している。
業種別にみると、「ファッション」は秋冬商材が全国的な暑さにより苦戦したが、月後半からの気温低下により一部のSCで稼働がみられた。「雑貨」はキャラクター商品やハロウィン関連商品、海外のトレンドアイテムが好調。「医薬・化粧品」はメディアで話題の商品や保湿アイテムが売れている。「飲食」は国内外観光客や館周辺でのイベント参加客の来館が売上につながった。
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