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いきなり!ステーキ/2018年に200店を出店、郊外ロードサイドを開拓

2017年11月08日 23:30 / 店舗

ペッパーフードサービスは11月8日、群馬県に5月末から出店を開始した郊外ロードサイド型店舗が好調であることを受け、改めて2018年に200店を出店する方針を発表した。

<郊外型のいきなり!ステーキ(高崎店)>
郊外型のいきなり!ステーキ(高崎店)

2017年度は、年間40店出店を目標に出店を開始し9月末までに25店を出店した。10月に10店、11月に10店、12月に12店を出店する計画で、年内に187店体制となる。

11月8日現在の総店舗数は166店、内訳は直営80%、FC20%となっている。

いきなり!ステーキは2013年12月5日、東京・銀座4丁目に1号店を出店した。1号店オープンから約2年8か月となる2016年8月2日に、「いきなり!ステーキ恵比寿店」を出店し100店を達成した。

2017年5月29日、群馬県高崎市に郊外ロードサイド型店舗の1号店として、「高崎店」をオープンしたのを皮切りに、本格的に郊外ロードサイド型店舗の出店を開始した。

<宇都宮インターパーク店のオープン時>
宇都宮インターパーク店のオープン時

これまでの都心部、ショッピングセンターに加え、郊外ロードサイドの立地を出店候補に加えたことで、大幅に出店スピードを加速することができるという。

店舗面積が66m2から99m2程度の都心型店舗は、月額の家賃が100万円以上という物件が多く、損益分岐点の売上高が月間で1000万円程度とハードルが高い。

一方で、郊外ロードサイド型店舗は、店舗面積が99m2~130m2の店舗が中心で、店舗面積が165m2を超えても、平均的な月額家賃が50万円程度であり、損益分岐点の売上高が800万円程度となっている。

郊外ロードサイドでは、売上に対する家賃比率が1%程度の店舗もあり、1店1日あたりの売上高が100万円を超える店舗も多いという。

2015年までに出店した既存店の平均月商は1700万円で、現在の全店の平均月商は1800万円程度となった。

いきなり!ステーキは、4月から9月まで既存店売上高が前年比を2ケタ超える水準を出している。9月の既存店売上高は41.6%増、客数43.2%増、客単価は1.1%減、全店売上高は137.2%増、客数136.7%増、客単価0.2%増となっている。

<居抜き出店の水戸千波店>
居抜き出店の水戸千波店

現在、他社のフランチャイズ店舗を複数運営しているメガフランチャイズ企業から、問い合わせが多くあり、既に来年6月までの出店の目途がたっている。

基本的にFC契約は、出店物件が確保できていることが前提で、既存店を活用し居抜き出店をする事例も多い。

2018年度は、FC120店、直営80店、合計で200店を出店する計画だ。

<10月31日に開店した長野川中島店>

一瀬邦夫社長は、「将来の出店目標は1000店と考えている。1000店という数字は私利私欲だけでは達成できない。大義がなければ、多くの人からの支持は得られない。レアで気軽に美味しいステーキを食べられるという文化を全国に広める使命感をもってやっていきたい」と語っている。

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