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ヤマエ久野/債務超過の首都圏酒類卸「トウヤマ」を吸収合併

2018年02月14日 09:20 / 店舗

ヤマエ久野は2月9日、連結子会社で首都圏エリアで酒類卸売事業を行うトウヤマを吸収合併すると発表した。

トウヤマは債務超過であるため、合併に先立ちヤマエ久野がトウヤマに対して有する債権(貸付金)4億6300万円を放棄し、債務超過状態を解消した後合併する予定だ。

グループは、2017年4月からスタートした新中期経営計画「GRADE70」(2017年度~2019年度)において、「首都圏エリアの販売シェアの更なる拡大」を基本戦略に掲げ、事業に取り組んでいる。

首都圏エリアでは、東京支社を新設、昨年5月に常温・低温対応の大型物流センターを開設し、ビジネスモデルであるフルライン型(加工食品、菓子、酒類、チルド・生鮮食品、食品原材料、飼料、畜産物等の卸売事業と量販店・CVSチェーンに対する共同配送事業などの物流サービスの提供)の営業・物流サービスを顧客に提供する体制を構築した。

首都圏エリアで酒類卸売事業をおこなうトウヤマを吸収合併することにより、顧客に対する営業・物流サービスの更なる向上が図れるものと判断し、合併を決定したという。

2017年3月期のトウヤマの売上高は61億8990万円、営業損失1億887万円、経常損失1億2014万円、当期損失1億232万円だった。

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