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日販/箱根にブックホテル、レストラン&カフェなど複合施設

2018年07月05日 15:10 / 店舗

日本出版販売は8月、自遊人とともに、ブックホテルを中心とした複合施設「箱根本箱」を開業する。

<箱根本箱>
箱根本箱

同施設は、2017年4月に設立した日販グループ会社「ASHIKARI」が事業を担当し、自遊人が運営する。

「本離れ」が進むと言われる中、本を通じて新しいライフスタイルを提案し、本の文化を未来につないでいく「本との出会いの空間」を作りたいという思いを共有する日販と自遊人は、2015年夏にプロジェクトチームを立ち上げ、本との出会いのあり方を模索してきた。

<箱根にブックホテル>
箱根にブックホテル

施設内には、「本との距離がぐっと近くなる」「本と一緒に暮らしたくなる」ような提案を散りばめている。

ブックホテルだけでなく、ブックストア、レストラン&カフェ、ショップ、シアタールームなどを備え、宿泊者はもちろん、宿泊以外のお客も本に囲まれながらゆったり時間を過ごすことができる。

また、館内の本はすべて購入できる。

中核となるホテルの客室数は18室。その全室に温泉露天風呂を備え、半数以上の客室からは大文字焼で有名な明星ヶ岳や金時山などの箱根外輪山が望める。

<「わたしの選書」によるオリジナル本箱を用意>
「わたしの選書」によるオリジナル本箱を用意

さらに、各界の第一線で活躍している「本を愛する」著名人の協力で、「わたしの選書」によるオリジナル本箱を用意している。

「あの人の本箱」は客室を中心に、館内の様々な場所に設置されている。客室内の本箱の内容は、その部屋に泊まった人だけのお楽しみとなっている。

ホテルやレストランとしてだけでなく、サテライトオフィスや別荘として、気軽に施設を利用できるよう、メンバーシップ・プログラム「本箱会」を用意した。

会員になることで、日帰り利用であっても、温泉、本箱ラウンジ、シアタールームなど客室以外の全ての場所が利用可能になる。

会員募集とプログラムのスタートは、2018年秋以降を予定している。

レストラン&カフェは、「オーガニック&クレンジング」をテーマに展開する自然派イタリアン。

フードディレクターはミラノのミシュラン二つ星「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ」などで経験を重ねた佐々木祐治氏が担当する。

相模湾や駿河湾の魚介、神奈川・静岡の野菜を生かしたローカルガストロノミーを表現する。ヴィーガン、ベジタリアンにも完全対応する。

オープンキッチンカウンター19席、個室3室となっている。

■箱根本箱
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-491
構造:鉄筋コンクリート造
延床面積:1980.61m2
建築年数:1996年4月25日
宿泊予約:http://hakonemag.com

■本箱会
入会費:2000円(利用登録手数料)
ドロップイン(時間利用):1時間1000円
年額利用:1年10万円

法人会員
入会費:1万円(利用登録手数料)
ドロップイン(時間利用):1時間1000円
年額利用:利用人数により異なる

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