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コープみらい/東京都府中市に出店、簡便・個食対応食品強化

2019年05月10日 12:20 / 店舗

コープみらいは4月25日、東京都府中市に「コープ府中車返店」をオープンした。初年度目標年商は12億4000万円。

<出店地>
出店地

旧ミニコープ車返店を移転、拡大したもので、駅から近い立地でUR車返団地に隣接する。

商圏内には大規模マンションなども多いことから、アクティブシニア層や、子育てファミリー世帯層が多い。こうした特徴を踏まえ、簡便品や個食対応食品、子育て層を意識した商品を強化した。

商圏人口は、1次商圏(0.5km)約1万1000人、2次商圏(1km)約3万4000人、3次商圏(2km)約10万7000人で、商圏人口合計約15万2000人を想定する。

コープならではの「顔が見える」産直商品や産直品を原料にしたこだわりの加工品を品ぞろえした。

そのほか、水産、惣菜、ベーカリー部門では天井までガラス窓を設置して作業場の視認性を高めたライブ感を演出する売場づくりを追求した。

惣菜では、最寄の武蔵野台駅から徒歩5分の立地を踏まえ、夕方以降の帰宅客のニーズに対応した品ぞろえと陳列量を提供する。

レンジで温めてすぐに食べられる主菜やおかず、パスタやパワーサラダの品ぞろえを増やした。

「産直じゃがいものポテトサラダ」や「産直若鶏の唐揚げ」など、コープならではの産直原料を惣菜を提供。揚げ物などのばら売り商品は衛生面を考慮し、扉付きのガラスケースを導入した。

ベーカリーでは、コープのベーカリーセンターで製造したオリジナルのチルド生地を導入した。

低温長時間熟成(発酵)により小麦の美味しさを引き出した。主力の食事パン「ホテルブレッド」「フランスパン」のほか「ロールパン」などで生地を採用し、品ぞろえを強化した。

人気のサクサク熟旨カレーパンや青森県産ふじりんごパイなど、コープのこだわり商品をそろえた。

売場の制限やローコスト運営の観点からベーカリー専用のレジは設置せず、集中レジで精算する方式を採用した。

日配、グロサリーでは、子育てファミリー層向けに、「きらきらステップ」シリーズ(冷凍離乳食・幼児食)を販売するほか、コープ商品を充実させ、新たなコープファンの拡大を図る。

グロサリーは、より買いやすい売場づくりを進め、食品部門では子育てファミリー層、シニア層の強化に向けて簡便売場を拡大した。

販売スペースを有効活用するため、スライド式什器売場をペットフード、電材、シャンプー、歯ブラシ、弁当用品、台所洗剤で導入した。

酒売場ではワインの品ぞろえを拡大するほか、シニア層向けに、清酒・焼酎・洋酒の品ぞろえを強化した。

農産は、簡便・即食商品の品ぞろえを強化。カットサラダを中心に、カットフルーツ、カット野菜、皮むき・ボイル済み野菜、需要が高まるベビーリーフやスプラウトをコーナー化した。

有機JASコーナーやコープデリグループエリア内の産直産地「JA甘楽富岡(群馬県)」コーナーなど、コープならではの産直野菜・有機野菜をアピールする。

水産は、売場から加工作業室内への視認性を高めライブ感を追求した。鮮魚品などの調理加工に対応するため、売場には調理承り口を設け、お客とのコミュニケーションを図る。

産直原料や産地指定原料などコープならでは原料を使用した「魚屋の鮨」を品ぞろえする。

身質と魚体サイズにこだわったコープならではのまぐろを、お造り・切り落し・ぶつ切りなどの簡便・即食を主力に「まぐろショップ」としてコーナー展開した。

畜産は、湯せんなどの調理で手軽に食べられる、コープブランドのチルド簡便惣菜「お肉のIPPIN(イッピン)」コーナーや、生食・おつまみ商品などの即食商品、各畜種の味付け肉、畜産ならではのバラ凍結の冷凍商品など、簡便商品を充実させた。

環境に配慮し、従来の食品トレーに代わる「ノントレーパック」商品の品ぞろえを増やした。

府中車返店の開店により、府中市内の店舗は、ミニコープ府中南店、コープ府中寿町店とあわせて3店となった。コープみらい全事業エリアでは、東京72店、埼玉44店、千葉18店、合計134店となった。

店舗概要
所在地:東京都府中市白糸台5-29-16
アクセス:京王線「武蔵野台」駅から徒歩約5分
TEL:042-306-6602
営業時間:9時~22時45分
定休日:1月1日
目標日商:341万円
年商計画:年商12億4000万円(初年度)
従業員数:正規8人/パート・アルバイト47人(167時間/月で換算)
敷地面積:約2593m2
売場面積:約950m2
駐車場:11台
駐輪場:61台

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