JR東日本/有楽町~新橋高架下を商業施設に再開発、56店オープン
2019年09月03日 16:00 / 店舗
JR東日本は9月3日、有楽町駅~新橋駅間の高架下を新たな商業空間「日比谷 OKUROJI(ヒビヤ オクロジ)」として2020年初夏リニューアルオープンすると発表した。
JR東日本は、JR東海と協力し、有楽町駅~新橋駅間内山下町橋高架下に約1万m2の空間を生み出した。今後、運営会社となるJR東日本グループのジェイアール東日本都市開発と、JR東海グループの東京ステーション開発が開発を進め、2020年初夏に約56店の開業を目指す。
100年以上の歴史を刻む煉瓦アーチ高架橋と東海道線、東海道新幹線の高架橋が一体となって生まれた高架下空間を活かし、新たな商業施設として再生するプロジェクト。新しい街づくりが進む日比谷の奥に位置する高架下は、銀座・有楽町・新橋に回遊を生み、個性豊かな店舗が集積することで、街と人、人と人とを繋ぐ賑わい溢れる場所を創出していく。
有楽町と新橋を繋ぐ高架下の300mに及ぶ通路を整備し、日比谷側へ5か所の出入り口を設けることで、街に開かれた高架下として、回遊性のある商業空間を新設。様々なスタイルのバーと上質な食体験を提供する「大人のナイトタイムを楽しめるゾーン」、高架下らしく気軽に通える飲食店や自分らしい時間を過ごせるカフェが集まる「飲食ゾーン」、新しいスイーツや技術・素材にこだわった逸品が並ぶ「食物販・雑貨・ファッションゾーン」で構成する。
施設名称の「日比谷 OKUROJI(ヒビヤ オクロジ)」は、銀座・日比谷の「奥」という立地に、「路地」という施設性を加えることで密かな穴場感を醸成。深いこだわりと100年の歴史が潜む場を表現している。
JR東海用地(東海道新幹線高架橋)は、有楽町側と新橋側の両端のみにおいて公道に接道し、一方の JR東日本用地(山手線・京浜東北線高架橋、東海道線高架橋)は、高架下空間がアーチにより個々に細かく区切られるというそれぞれの制約があった。
今後、両社それぞれが所有する用地区分に関わらず、相互に協力して開発エリアが最適となるよう区分を設定。これにより、連続性や回遊性の高い開発計画を具現化するとともに、今後連携しながら各々の開発工事を進めることで合意した。
■JR東日本開発エリア
所在地:東京都千代田区内幸町1-7
敷地面積:約8600m2(JR東日本用地5800m2、JR東海用地2800m2)
開発面積:約7200m2
延床面積:約4500m2
店舗:約50店舗
運営会社:ジェイアール東日本都市開発
■JR東海開発エリア
所在地:東京都千代田区内幸町1-30
敷地面積:約1700m2
開発面積:約1400m2
延床面積:約900m2
店舗:6店舗
運営会社:東京ステーション開発
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