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サミット/都市型小型店「神田スクエア店」少量・適量品を強化

2020年06月26日 16:20 / 店舗

サミットは7月10日、東京都千代田区に同区内初出店となる「サミットストア 神田スクエア店」をオープンする。

同店は、神田錦町の旧東京電機大学神田キャンパスおよび神田警察署跡地で開発されるオフィスビル「神田スクエア」の1階商業施設部分への出店となる。年商目標は7億6000万円と設定した。

<サミットストア 神田スクエア店>
サミットストア 神田スクエア店

オフィスビルへの出店となることから、セルフレジ5台、セルフ精算レジ1台を設置し利便性を高めた。

売場面積330m2クラスの店舗運営は八幡山店(世田谷区内、2005年閉店)以来となるが、これまでの小型店(久我山店約456m2、弦巻通り店約492m2、笹塚店約548m2など)で培ってきた経験を生かし、他にはない顧客に寄り添った、買い回りしやすい店づくりを目指す。

商圏内世帯数(人口)(2018年住民基本台帳、2015年国勢調査)によると、1次商圏(半径0.5km以内)は、2975世帯(4714人)。同店の0.5km圏内の単身世帯比率は、64.3%(同社平均48.8%、2015年国勢調査)と同社平均を大きく上回っている。

20~39歳の構成比も34.9%(2018年住民基本台帳)と同社平均(27.0%、同)を大きく上回る地域だという。

神田スクエア店の商圏内の世帯数・人口の過去5年間の伸び率は、千代田区平均、東京都平均を上回っている。地価は高いもののアクセスの良さなどから近年人口が増えている地域す。現在も高層オフィスビル、マンション開発が進んでおり、今後も人口や就業者の増加が期待できる。昼間人口が0.5km圏内で9万7202人と多いことが最大の特長となる。

各売場では、単身世帯比率が高い立地であること、また、売場面積も限られていることから少量・適量の品ぞろえ、簡便・半調理品を充実。オフィスワーカーの昼食需要に対応するため、米飯や寿司を中心に値頃感と適量を意識した商品、レンジアップ商品、機能性飲料、サプリメントも強化した。

青果は少量・適量をメインに、キャベツの1個や大根の1本などの品揃えは実施しない。果物も品揃えを絞り、りんごやオレンジ袋物の大容量商品の品揃えも行わない。「フレッシュサラダ・カットフルーツ」は、小サイズのものをメインに、総菜コーナーに隣接させて売場づくりし、仕事の休憩中に短時間で買い物できるような売場づくりを行う。

鮮魚は、調理の手間を省いた味付の魚、ミールキットなどのひと手間加えるだけで食べられる「簡便・半調理品」、「刺身」を充実。生鮮魚丸物の3枚卸し・開き・輪切りや、切身の小切れなどの商品化で、地域住民のニーズに対応する。

精肉は、売場スペースが限られているため、他店舗で実施している用途別陳列でなく、畜種別の陳列を採用した。限られた売場の中でも、地域特性に合わせて高品質の黒毛和牛、黒豚、みつせ鶏がそろう。

総菜売場では、近隣オフィス勤務者の昼食需要を捉えて、米飯や寿司を中心に値頃感と適量を意識した品揃えを実施。曜日ごとに品揃えを変化させることで、飽きのこない売場を実現する。

また、夕方以降に向けて、おかずやおつまみの売場を拡大し品揃えを充実させる。

同店の開店により、サミットストア店舗数は東京都84店舗、神奈川県16店舗、埼玉県14店舗、千葉県5店舗を合わせて、119店舗となる。

■サミットストア 神田スクエア店
住所:東京都千代田区神田錦町2-2-1
TEL:03-5259-5530  
FAX:03-5259-0333
売場面積:330m2
バックヤード:122m2
駐車台数:なし
駐輪台数:38台(施設共用)
営業時間:平日8時~22時(7月10日のみ10時開店となる)、土日祝9時~22時
年間休日:年2日
年商目標:7.6億円
従業員数:39.3人(正社員14.0、パートタイム・アルバイト社員25.3人)
※パートタイム・アルバイト社員は173時間/月=1人で計算

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