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イトーヨーカドー岡山店跡地/オフィス・商業複合「杜の街グレース」

2021年06月18日 15:10 / 店舗

両備グループは7月1日、岡山県岡山市で推進している「杜の街(もりのまち)づくりプロジェクト」のオフィス棟を開業する。

<杜の街グレース>
杜の街グレース

岡山駅至近のイトーヨーカドー岡山店跡地、全敷地約3.8haを3期に分けて「杜の街グレース」を開発。2022年夏頃の第1期開業の先駆けとして今回開業する、延床2万4000m2・地上10階建、約1500人が働くオフィス棟がオープンする。

2021年12月には37階建て全363戸のプレミアムマンション「杜の街グレース 岡山 ザ・タワー」、2022年夏頃には食・ショッピング・カルチャー・ウェルネスなどのショップが集う複合モールやガーデンが順次開業する予定だ。

<7月1日オフィス棟開業>
7月1日オフィス棟開業

オフィス棟は、1、2階に飲食・物販テナントや保育園、311m2の2層吹き抜けのエントランスホールを設けた。

3階には大規模会議や展示会の開催可能な岡山最大級となる900m2のバンケット、4階~10階にはワンフロア1960m2からなる延べ床面積2万3818m2のオフィス空間を擁する、大規模オフィスビルとなる。

ワーカーの心身の健康をサポートし、社員を大切にできるオフィスを目指し、日清食品が開発を進める最新の分子栄養学に基づく「おいしい完全食」を提供する杜の街の社員食堂(100席・365m2)を設置した。

社員食堂は、日清食品と両備ホールディングスによる共同事業で開発・運営され、オフィスに入居する企業のオフィスワーカー、レジデンス入居者、来街者も利用できる。

オフィス棟の地下には115台が停められる駐輪場や男性用シャワールーム、ロッカールーム、1階には女性用シャワールームやパウダールーム、ロッカールームを設置。自転車で出勤した後、シャワーを浴びて出社という最先端のワークスタイルを実現する。来年には杜の街内にスパ・フィットネス施設を開業予定だという。

岡山は、山陽自動車道と中国横断自動車道、瀬戸内中央自動車道が交差するなど、全国屈指の交通結節点。杜の街から徒歩約12分のJR岡山駅には、新幹線及び在来線7路線が乗り入れ、国際空港(岡山桃太郎空港)までは車で25分という好立地となっている。都市雇用圏の観点からまとめられた都市圏人口では岡山市は中四国1位の都市圏を形成しており、市内中心部に位置する杜の街の1km商圏内昼夜間比率は280%となっている世界的なMICEにも対応する大型バンケットやオフィスを備え、人々の交流や物流の要ともなる優れた新たな拠点として、世界に日本につながる岡山のビジネスシーンを盛り上げたい考えだ。

■オフィス概要
所在地:岡山市北区下石井2-10-107
敷地面積:1万6797.65m2
構造規模:第1ブロック【A棟】
SRC・S造 地上10階地下1階 延床面積2万3773m2
1階 エントランスホール・店舗・管理室
2階 店舗・倉庫
3階 貸会議室・オフィス
4階~10階 オフィス
※4階~5階に両備ホールディングス
※8階~10階は岡山放送
施主:杜の街づくりPJ1合同会社(両備ホールディングス100%出資)
事業主:両備ホールディングス、岡山放送
総工費:非公開
施工: 大林組広島支店
設計:アーキスコープ

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