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イオンモール/「(仮称)八王子インターチェンジ北」出店計画発表

2021年12月22日 15:40 / 店舗

イオンモールは12月22日、東京都八王子市に次世代型複合商業施設を出店すると発表した。

計画地は、八王子駅から約3㎞、中央自動車道八王子インターチェンジから約500mに位置し、多摩南西部における南北方向の主要幹線である八王子バイパス(国道16号)に近接し、東西方向の主要幹線である新滝山街道、八王子駅から広がる市街地との間、ひよどり山道路に接しており、多摩南西部など広域からの集客が期待できる立地。

<施設イメージ>
施設イメージ

隣接して地元の新鮮な農産物や畜産物などを販売する東京都唯一の道の駅「八王子滝山」、周辺には「高尾山」、「秋川渓谷」などの観光地が多く存在し、八王子市内には21もの大学・短大・高専が集積、約10万人が学ぶ学園都市になっている。

今回、高齢化・労働者不足・買物難民・子育て支援・災害対策といった日本社会の構造的課題の解決に貢献するため、イオングループ初となる「次世代型複合商業施設」を計画し、イオンネクスト準備が顧客フルフィルメントセンター(CFC、物流センター)も併設して、「新たな都市スタイルを発信する八王子北部の拠点」を形成するという。

<岩村社長(右)、石森八王子市市長(左)>

イオンモールの岩村康次社長は、「単なるモールを開発する時代ではないと思っている。今回、新しい消費に対応した顧客フルフィルメントセンターに次世代型ネットスーパーを併設した施設を開発する。従来のモールとは異なる形態となるが、地域の顧客に必要なものを届ける機能は変わっていない」と施設の概要を解説した。

石森孝志八王子市市長は、「長らく計画が延期になっていたもので、イオンモールによる開発を期待している。地域に欠けているシネマコンプレックスも設置され、地域の活性化に貢献する施設になると思う」と語っている。

現在、消費者のデジタル化により、生活に必要なモノがネットを中心としたより効率的な購買行動へ変化する一方、生活に「余暇・時間」が生まれ、よりその時間を楽しむ需要が高まると予想されている。

施設は「暮らしの選択肢をもっと豊かに。 彩りのある新たなライフスタイルの発信拠点 」をコンセプトに、宅配機能だけでなく、顧客フルフィルメントセンターに実店舗を併設した次世代スーパーの展開、シネマコンプレックス、障害者スポーツ対応施設、道の駅「八王子滝山」と連携した飲食施設などの構成を計画している。

「オンライン」と「オフライン」が融合する新たなライフスタイル施設を展開することで、地域で暮らす人々の生活をより豊かにする新たな「便利な生活基盤」を提供。八王子の新たな拠点として、「誰一人取り残さない」社会の実現に向けた取り組みを推進する。

<商業施設イメージ>
商業施設イメージ

イオンネクストは、英国のオカドグループと提携して開発する次世代型オンラインスーパーマーケットの出店を計画している。その中核プラットフォームとなるCFCは、最新のAIやロボット技術を駆使した最先端の施設であり、そこから新鮮な食品や日用品を含む幅広い品ぞろえが提供可能となる。また、AIを活用した宅配システムにより、ストレスなく利便性の高いオンラインショッピング体験を実現する。

イオンネクストは、地域のインフラの役割を果たし、最適化されたショッピング体験を提供することで、よりゆとりある暮らしを八王子の人々に届けることを目指す。CFCはまた、災害時の食品備蓄庫と避難所としての機能も果たし、新たな時代の安全快適な街づくりにも貢献するという。

■施設概要
所在地:東京都八王子市滝山町一丁目885ー1外
敷地面 積:約10万2000m2
工事着工予定:2023年春
開業予 定:第一期2025年春
第二期2026年(次世代スーパー等)

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