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品川区/「小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」都市計画決定

2022年08月02日 17:10 / 店舗

三菱地所レジデンス、日鉄興和不動産は8月1日、東京都品川区で大林組、権利者とともに推進している「小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」について、品川区により都市計画決定の告示がされたと発表した。再開発事業は、2030年頃の竣工を予定している。

<完成予想図>
完成予想図

プロジェクトは、東急目黒線「武蔵小山」駅の南東側、パルム商店街の入り口に面した約1.4haの区域に、地上約145m・約850戸の大規模な高層住宅を整備するプロジェクトとなる。また、下層階には現存する商店街の魅力を継承しながら、2階レベルでのギャラリーやデッキを整備することで更なる回遊性の向上を目指した商業施設を形成し、地域の賑わいを創出する。

再開発エリアは、東急目黒線「武蔵小山」駅に近接するとともに、都市計画道路補助26号線沿線に位置した交通利便性の高い地区であり、商店街と周辺市街地とが一体的になった街区が形成されている。しかしながら、防災面では木造が密集した地域、高経年マンションや老朽化した木造住宅の存在、細分化された敷地の存在、賑わい面では商店街アーケードの老朽化、休憩所等利便施設の不足、店舗数・販売額の減少、道路環境では歩行者と車両交通の交錯、放置自転車、細街路が多く歩行者空間が不足といった課題があり、改善が望まれている。事業により、課題の解決に向け、建物の耐震性強化、まちの防災性向上、商業機能の継承と強化、歩車分離や駐輪施設の整備による歩きやすい安全な道路整備を目指す。

<再開発エリア>
再開発エリア

また、再開発エリアは活力と賑わいの拠点として、「武蔵小山」駅と「旧平塚小学校跡地(スクエア荏原)」とをつなぐ「賑わいの軸」の起点として、「賑わい先導地区」に位置付けられている。今後の再開発事業によって、鉄道駅に近接する立地にふさわしい魅力を創出する。

■これまでの経緯と今後のスケジュール
2011年8月:密集整備の検討協議会設立
2012年5月:準備組合設立
2022年3月:都市計画(武蔵小山賑わい軸地区地区計画)決定
2022年7月:都市計画(市街地再開発事業)決定
2023年度:再開発組合設立認可(予定)
2024年度:権利変換計画認可(予定)
2030年頃:竣工(予定)
※記載内容は予定であり、今後変更となる可能性がある

■事業概要
事業名:小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都品川区小山三丁目21番(一部)、24番、25番、26番
区域面積:約1.4ha
建築物の敷地面積:約11,280m2
建築物の延床面積:約127,000m2
建築物の主要用途:住宅・店舗・生活支援施設・駐車場等
住宅戸数(予定):約850戸
事業協力者:三菱地所レジデンス、日鉄興和不動産、大林組

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