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虎ノ門アルセアタワー/商業エリアに11店舗の飲食ゾーン導入へ

2024年05月08日 16:36 / 店舗

日鉄興和不動産は5月8日、同社、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道、大成建設が保留床取得者として参画する、東京都港区の「虎ノ門アルセアタワー」(虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟)について、ワーカーサポート施設の概要が決定したと発表した。

<外観パース>

同社によると、タワー周辺は大使館や外資系企業が多く国際色豊かなエリアであり、近年大規模な都市開発が進み、さらなる発展が期待されている。多様性あふれるエリアにふさわしいオフィスビルとして、入居テナントをはじめ建物を訪れるすべての人に対し、多様な働き方やリフレッシュの場を提供することを通じて、QWL(Quality of Work Life)をサポートするという。

近隣施設(赤坂インターシティAIR、The Okura Tokyoなど)との連携も図りながら、利便性の高いワーカーサポート施設を計画した。

<施設構成>

具体的には、ワーカーや訪れる人の昼夜のニーズに対応する「商業エリア」(1~2階)、シェアオフィス/コンファレンス/フィットネス/予約制駐輪場/コンシェルジュからなる「ビジネスセンター」(1~3階)、「スカイラウンジ」(22階)を設ける。

<商業エリア昼夜イメージ>

1階には、気軽に立ち寄れ、バラエティ豊かなメニューを手頃な価格帯で提供する11店舗からなるマルシェゾーンを設置。オープンテラスに面した開放的な飲食ゾーンで、一日を通して魅力ある「食」タイムを演出するとともに、モバイルオーダーの活用や充実したテークアウトメニューの提供により、ワーカーのタイムパフォーマンスを高める仕組みも導入予定だという。

昼は同僚とのランチや気分転換、夜は友人とのコミュニケーションなど、時間帯に応じた多様な使い方が可能。カフェやオールデイダイニング・コンビニなど、日常使いに欠かせない店舗も誘致する。

<周辺マップ>

また、高度医療に対応した虎の門病院をはじめ、防災・災害対応機能、緑道や広場を備えた複合市街地整備を目的とした第一種市街地再開発事業であり、都市再生特別地区の認定を受けている。近接する赤坂インターシティAIRや虎ノ門ヒルズステーションタワーとデッキで接続され、歩行者・自動車の交通ネットワークの改善にも寄与していく。

なお、虎ノ門ヒルズステーションタワーとの接続デッキは2025年2月、赤坂インターシティAIRとの接続デッキは2029年度に竣工予定だ。

■虎ノ門アルセアタワー(虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟)
所在地:東京都港区虎ノ門2-105
主要用途:事務所、店舗、業務・生活支援施設、駐車場
敷地面積:約2万2500m2(約6800坪)
延床面積:約18万700m2約5万4600坪)
階数:地上38階・地下2階
建物高さ:約180m
構造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造)
基本設計:日本設計・三菱地所設計共同企業体
実施設計:大成建設株式会社一級建築士事務所
施工:大成建設株式会社
工事監理:日本設計・三菱地所設計共同企業体
着工:2020年9月
竣工:2025年2月

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