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東急/商業施設「トレインチ自由が丘」11月リニューアル

2022年08月18日 16:05 / 店舗

東急は8月18日、「トレインチ自由が丘」を施設の老朽化に伴い11月にリニューアルオープンすると発表した。

<トレインチ自由が丘の改装イメージ>

同施設は2006年に大井町線「自由が丘」駅付近の大井町線車庫跡地に開業した商業施設。リニューアル後は、1階が商業店舗8店舗、2階がラウンジなどで構成される複合施設に生まれ変わる。同施設のコンセプトは、「自然と過ごす、街のあいまで」とし、個性豊かな店舗が立ち並ぶ賑やかな自由が丘駅周辺エリアで、緑豊かな屋外空間と居心地の良いラウンジで自然と過ごせる場所にリニューアルする。自由が丘で過ごす人々が楽しめる場として、自分らしく、自由な時間の過ごし方を提案していく。

1階フロア「OUTDOOR CO-LIVING」では、飲食店、食物販店、雑貨店など、新規4店舗を含む計8店舗が出店。テイクアウトフードの販売、本施設共用部におけるマルシェや参加型のワークショップを定期的に開催するなど、顧客が自然体でくつろげ、かつ屋外空間を楽しめる取り組みを行う。

2階部分には、UDSが企画・設計・運営する、ラウンジ、カフェ、オフィス、レンタルスタジオを併設する「(tefu)jiyugaoka」が開業。ラウンジ、オフィスでは個人向けに、ドロップインや個室ブース利用など用途に応じて柔軟に選択できるさまざまなプランを提供する。

<2階フロアイメージ>

そのほか、イベントやワークショップなど多目的に利用できるレンタルスタジオを併設、コーヒー専門店「Raw Sugar Roast」の小田政志氏が手掛けるカフェが出店し、日中はハンドドリップコーヒー、夜はクラフトビールや自然派ワインなどを提供。ドリンクを片手に利用者同士が語らい、緩やかなつながりが生まれる機会を創出する。ラウンジの内装には、田園都市線8500系車両の網棚や車体外装、枕木などを取り入れることで、車庫であった時の面影を残しつつ、開放的で居心地の良い空間を目指すという。さらに、8月18日より月額固定料金で利用できる個室ブース、固定デスクの会員募集を開始した。

<屋外ランドスケープ>

遊歩道のランドスケープデザインと環境演出は、プラントハンター・西畠清順氏が率いる、そら植物園が手掛ける。2020年に閉館した商業施設「代々木VILLAGE by kurkku」で撤去された植栽を再利用したほか、入口付近にはエゴノキの通り抜けなどを創出した。季節の移ろいとともに多様な表情を見せる植栽で同施設を彩る。

9月に100周年を迎える東急は今後も、東急線沿線の持続的な魅力向上を目指すとともに、自律分散型都市構造の考え方をベースとしたサステナブルなまちづくりを推進していく。

■トレインチ自由が丘
所在地:東京都目黒区自由が丘2丁目13番1号および東京都世田谷区奥沢5丁目42番3号
アクセス:東横線・大井町線 自由が丘駅 南口徒歩2分
構造・規模:鉄骨造2階建て
用途:飲食店、食物販店、雑貨店、ラウンジなど
店舗数:1階8店舗(うち新規開業4店舗)
延床面積:1048.94m2
ホームページ:https://www.trainchi.com/

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