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小田急百貨店/新宿店本館と新宿ミロードの建物解体に着手

2022年09月29日 14:15 / 店舗

小田急電鉄と東京地下鉄(東京メトロ)は10月3日以降、順次、新宿駅西口地区開発計画に伴い、既存建物の解体工事に着手する。

解体の対象は、小田急百貨店新宿店本館とモザイク通りを含む新宿ミロードとして営業している建物で、10月3日に小田急百貨店新宿店本館の解体に着手し、その後順次新宿ミロードの解体を行う。小田急百貨店新宿店本館は10月2日に営業を終了し、10月4日から新宿西口ハルクにリニューアルオープンする。新宿ミロードは2023年3月25日にモザイク通りとモール2階での営業を終了、本館は2025年4月以降に解体着工の予定だ。

<新しい建物のイメージ>
新しい建物のイメージ

計画は、都市再生特別措置法に基づく特定都市再生緊急整備地域内に位置しており、「新宿グランドターミナルの実現に向けた基盤整備」「国際競争力強化に資する都市機能の導入」「防災機能の強化と環境負荷低減」の3つの項目を整備方針とするもの。

新宿駅西口に位置し、敷地面積約1万6000m2を活用して計画する建物の延床面積は約28万2000m2となる。地上48階建てで、高さは約260m、高層部にはハイグレードなオフィス機能、中低層部には新たな顧客体験を提供する商業機能を備える。オフィス機能と商業機能の中間フロアには新宿の特性を生かして来街者と企業等の交流を促すビジネス創発機能を導入しイノベーションの創出を図るとともに、低層部にはビジネス創発の情報や新宿をはじめとした小田急沿線、東京メトロ沿線等の情報を発信する機能を設ける。

なお、計画の進捗により、新宿駅西口地区の歩行者動線が順次、変更となる。詳細は、現地ポスター等にて最新の情報を知らせるという。

■新築建物の概要
事業主体:小田急電鉄、東京地下鉄、東急不動産(予定)
計画地:東京都新宿区新宿三丁目、西新宿一丁目各地内
敷地面積:約1万5720m2
延床面積:約28万1700m2
主要用途:商業、業務、駅施設等
階数:地上48階・地下5階
最高高さ:約260m
竣工:2029年度(予定)

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小田急百貨店/新宿店本館の最終営業日は10月2日
https://www.ryutsuu.biz/store/o051817.html

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