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マルエツ本間社長/原則は都市部に出店、リンコスも検討

2023年05月24日 16:00 / 店舗

マルエツの本間正治社長は5月24日、「マルエツ 川口樹モールプラザ店」オープンにおける記者会見で、今後の出店は「原則的には都市部が中心になる。東京にこだわらなくとも川口や大宮には、優良なマーケットがあると認識しているため、当然優良物件があれば出店していく」と述べた。

<地域特性に合わせた品ぞろえを意識と本間社長>

また、「マルエツ板橋南町店のような約990~1652m2規模の店を毎年しっかり出し続ける、これが会社全体での業績押し上げにつながると思っている。マルエツは、規模も売り場もバラツキがあることがウイークポイント。現在、既存店で商品を絞り込み、地域特性に合わせた品ぞろえを意識している。個店ベースでの精査で手を抜いてしまうと、地域から見放されてしまう」と指摘した。

小型上質スーパーのリンコスについては、「マンションができる際、『リンコスで出店いただけませんか』といった声もいただいている。白金の分譲マンション『白金ザ・スカイ』でマンション1階に出店したが、リンコスはリンコスらしいビジネスモデルを追求する」としている。

今後の店舗施策について、「本来であれば、次世代フォーマットを考えないと今のスーパーマーケットの競争環境からは抜け出せない。U.S.M.Hの中計が、ビヨンドスーパーマーケットを掲げているため、次のスーパーマーケットに資する取り組みをこの3年間でやっていく。マルエツの客数は6期連続で前年割れ。まずは、客数をしっかり増やしていくことがマルエツ内で1番の課題だ。マルエツが強くなることを念頭に置きながら従業員、店舗と本社と一体となってマルエツの風土をしっかり変えていきたい」と意気込みを語った。

本間正治社長は、3月1日付で代表取締役社長に就任している。

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