京王/新宿駅西南口の南街区開発・新宿駅改良工事で920億円投資
2023年08月03日 11:48 / 店舗
京王電鉄は8月2日、取締役会において、新宿駅西南口地区開発計画と、京王線新宿駅改良工事を推進することを決定したと発表した。
同計画は、2018年3月に東京都・新宿区から公表された「新宿の拠点再整備方針」に示されている「駅・駅前広場・駅ビルを一体的に再編し、駅とまち、まちとまちをつなげ、新宿全体を活性化させる次世代のターミナル『新宿グランドターミナル』」の実現に向け、重層的な歩行者ネットワークや滞留・回遊空間等の基盤整備、宿泊施設整備等による国際競争力を高める都市機能の導入などに取り組むもの。
2023年度から開発が始まる南街区には店舗、事務所、宿泊施設、駐車場などを集積。工期は2028年度までを予定している。
また、新宿駅改良工事を段階的に進める。2023年度から、一部先行分として、京王線新宿駅の地下2階ホームを北側へ移動し、ホーム北側端部に改札を新設。地下2階のホーム階から東京メトロ丸ノ内線へ乗り換え可能な動線等を整備する。これにより、新宿駅西口地下広場における歩行者交錯の改善および乗り換え時間の短縮を目指す。
南街区開発における総事業費のうち同社負担の事業費、新宿駅改良工事費(一部先行分)は920億円。計画全体および新宿駅改良工事全体での同社総事業費は、現時点では3000億円程度を想定。詳細は未定のため、今後決定するとしている。
なお、北街区については、南街区完工後着手予定だ。
■新宿駅西南口地区開発計画
計画地:東京都新宿区西新宿一丁目および渋谷区代々木二丁目各地内
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