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京王、JR東日本/新宿駅西南口地区を再開発、観光情報など発信

2022年04月14日 16:00 / 店舗

京王電鉄とJR東日本は4月13日、両社が事業主体となる新宿駅西南口地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画に関する都市計画手続きが開始されたと発表した。

<新宿駅西南口地区を再開発>
新宿駅西南口地区を再開発

計画地は、2018年3月に東京都・新宿区から公表された「新宿の拠点再整備方針」に示されている「駅・駅前広場・駅ビルを一体的に再編し、駅とまち、まちとまちをつなげ、新宿全体を活性化させる次世代のターミナル『新宿グランドターミナル』」に位置している。

2019年12月に都市計画決定告示された新宿駅直近地区土地区画整理事業、2021年4月に都市計画決定告示された新宿駅西口地区開発計画等の周辺開発と連携。新宿グランドターミナルとまちをつなげる東西南北の重層的歩行者ネットワークや地下・地上・デッキ階をつなぐ視認性の高い縦動線を整備する。にぎわい施設と一体となった屋内外の滞留・回遊空間、観光コンテンツ創出、観光情報発信・体験機能、宿泊機能の導入による観光拠点の整備、災害時の防災対応力強化、新たな省エネ技術の積極的な導入による環境負荷低減などに取り組む。

<2023年度から工事を開始>
2023年度から工事を開始

2023年度から工事を開始し、南街区の工期は2023年度~2028年度、北街区は2040年代となっている。

更新期を迎えた駅ビルの建て替えを契機として、敷地の整序を行いながら駅、駅前広場、駅ビルなどを一体的に再編する計画だ。

北街区においては、多くの人が訪れるスカイコリドーの回遊性を生かし、歩行者動線に沿って情報発信・体験施設を整備。南街区では、グランドシャフトとつながる新宿テラス(中層)に面し、観光コンテンツ創出施設の開設を予定している。

北街区にライフスタイルホテル、南街区にラグジュアリーホテルとタイプの異なる宿泊施設を誘致。多様な付帯施設や観光情報発信施設と連携し、さまざまな滞在ニーズに対応したサービスを提供する。

<周辺地図>
周辺地図

■計画概要
計画地:東京都新宿区西新宿1丁目および渋谷区代々木2丁目各地内
区域面積:約1.9ha
全体の工期:2023年度~2040年代
全体の敷地面積:約1万6300m2(北街区約1万m2、南街区約6300m2)
全体の延床面積:約29万1500m2(北街区約14万1500m2、南街区約15万m2)
主要用途:店舗、宿泊施設、事務所、駐車場など

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