高島屋、東神開発/足立区と「六町駅前区有地活用事業」で基本協定書締結
2023年09月01日 10:40 / 店舗
高島屋の連結子会社である東神開発と東京都足立区は8月31日、公共用地を活用し、街の賑わいを創出する「六町駅前区有地活用事業(以下、「本事業」)」の整備・運営に関する基本協定書を締結した
事業は、つくばエクスプレス(TX)六町駅前の区有地において、公募型プロポーザルにより選定された民間事業者が複合商業施設と駐輪場の整備及び運営を行うPPP2事業。東神開発は、2023年3月に優先交渉権者に選定され、同年7月に本事業に関する基本協定書を締結、整備・運営事業者に決定した。
公募型プロポーザルとは、行政等による民間事業者の選定方式の一つ。公募に基づき民間事業者が提案を行い、コンセプト・事業計画・地域貢献等の総合評価により優先交渉権者を決定する方式。PPPとはPublic Private Partnershipの略称。公共施設等の建設、維持管理、運営等を行政と民間が連携して行うことにより、民間の創意工夫等を活用し、財政資金の効率的使用や行政の効率化等を図る。PPPによる開発案件への参画は、高島屋グループ初となる。事業を機に、今後も行政と連携したPPP事業の拡大を目指す。
つくばエクスプレス開業後に人口が増加している六町駅周辺は、東京都による土地区画整理事業が進行中であり、若いファミリー層のさらなる流入も期待されるポテンシャルの高いエリアとなっている。東神開発は「地域に根差し共に成長していく長期視点のまちづくり」を事業の理念とし、六町エリアの中心に位置する計画地において、地域の多様な生活ニーズに応える商業集積、地域コミュニティを育むサードプレイス空間等を盛り込んだ、今後の発展の起点となる「まちの交流拠点施設」の開発を進める。
開業後の運営においても、隣接する六町公園等と連携したイベントを実施するなど、地域と共に新しいまちを育てていくエリアブランディング施策を展開する予定だ。東神開発がこれまで、同じつくばエクスプレス沿線の流山おおたかの森エリア(千葉県・流山市)で培った行政・地域と連携したまちづくりノウハウを活かし、足立区と六町エリアの長期持続的なまちの発展に貢献する。事業計画の詳細については、決定次第、発表するという。
■計画概要
所在地:足立区六町4丁目1番
アクセス:つくばエクスプレス「六町駅」下車徒歩約1分
敷地面積:3143.01m2(仮換地面積)
事業スキーム:事業用定期借地
貸付開始時期:2024年7月(予定)
開業時期:2026年度中(予定)
事業期間:貸付開始から32年(工事期間含む)
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