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高槻阪急スクエア/全館刷新で売上目標225億円、64ブランド新規導入

2023年09月05日 10:30 / 店舗

阪急阪神百貨店は10月6日、「高槻阪急スクエア」(大阪府高槻市)をグランドオープンする。

<高槻阪急スクエア>
高槻阪急スクエア

2022年2月から約1年半にわたり、全館の約60%にあたる大規模な改装工事を行ってきた。今回の全館リモデルは、2019年10月に西武高槻店から高槻阪急に屋号を変更後初めて。西武高槻店時代を含めると約20年ぶりとなる。2023年度の売上目標は、225億円と設定した。

今回のリモデルで、新規に64ブランドを導入し、既存の59ブランドをリニューアルしている。

専門店と百貨店の強みを生かした業態ミックスにより、従来(百貨店)の顧客との関係は継続しつつ、さまざまな専門店の導入により新たな顧客との関係を構築したい考え。

大阪・京都からも電車で約15分と比較的近く、利便性の高い立地と豊かな自然が共存する、どの世代にも住みやすい高槻の土地で、地元の暮らしに溶け込む、顧客支持NO.1ストアを目指す。

1~3階に、高槻のマーケットに即した、子育て、ギフトコミュニケーション、旬のファッション、子育てを卒業した時間にゆとりのあるカップル向けなどのライフスタイル型の売り場をオープンしている。

1階は、家族・仲間とのおでかけや自宅での集いを楽しむ「子育てファミリーライフ」がテーマ。フロアの象徴として、高槻子育てファミリーの集いの場「たかつきけやきパーク」を1階中央ゾーンに10月から設置予定だ。

<たかつきけやきパーク>
たかつきけやきパーク

さらに、親子でファッションを楽しめるブランドも強化した。自主編集売場「プルアプープ」は、これまで婦人服ショップとして展開していたが、今回メンズ・キッズを加えたファミリー対象のセレクトショップとして10月リニューアルオープンする。

2階は、家庭を持ちながら働く女性に向け、ウエア・雑貨・化粧品を同フロア集結させた。

4月「ワコール」を刷新、8月に「マリメッコ」を新規導入し、婦人靴コーナーを10月下旬リニューアルオープンする。

昨年8月には、化粧品を2階へ移設。約640m2(従来の1.3倍)規模のビューティーコーナーを展開している。自然派コスメやバス・ボディーコスメ・メークコスメなど約30ブランドがそろう。

約20ブランドのアイテムを自由に選べ、気軽に試せる体験コーナー「フルーツギャザリング」を導入した。オープン1年が経過し、それまで来店していなかった 新たな顧客が増え、売り上げも好調に推移しているという。

3階は子育てを卒業した時間にゆとりのあるカップルを対象に、専門の販売員とゆっくり相談しながら買い物できるフロアにした。

カップルでファッションを選べるコンバインストアを強化している。「ポロ ラルフ ローレン」(2022年8月リニューアルオープン)、「エディー・バウアー」「マッキントッシュフィロソフィー」(2023年10月オープン)、「マックレガー」「ラコステ」(2023年10月リニューアルオープン)がそろう。

週替わりでさまざまなアーティストのインテリアアートを楽しめるギャラリーも10月から設置する。

また、郊外での暮らしに必要な生活インフラ専門店や時流・流行を捉えた品ぞろえが充実の大型専門店を拡充した。2022年の「ビックカメラ」「カルディコーヒーファーム」導入に続き、今年7月には生活雑貨の「3COINS+plus」、バロックジャパンリミテッドが運営する植物のコンセプトショップ「チュイン グリーナリー」が出店している。

■高槻阪急スクエア
所在地:大阪府高槻市白梅町4番1号
TEL:072-683-0111(代表)
営業フロア:地階~6階
売場面積:3万8638m2
営業時間:10時~20時
※基本営業時間。時間が異なる売場や、状況により変更になる場合あり
アクセス:JR高槻駅すぐ(2階デッキで直結)
売上目標:225億円(2023年度)

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