ファミマ/荷物の発送・受取可能なロッカーを650店で導入
2023年09月26日 11:42 / 店舗
ファミリーマートは9月26日、レジを介さず荷物の発送・受取ができる自社運用のスマートロッカー「ファミロッカー」を10月より東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県650店舗に順次設置すると発表した。
今回の実証実験により、顧客利便性向上、店舗の省力化に関する効果測定を行う。
物流2024年問題が目前に迫るなか、荷物の発送・受取が可能なロッカーのニーズが高まっている。
また、デジタル化によるEC市場の拡大、フリマサイトなどによる個人間取引の増加、コロナ禍における生活様式の変化により、小口荷物の取扱量は年々増加傾向にある。
それにともない、ファミリーマート店舗で取り扱う荷物も、5年前に比べ約1.3倍に増加しており、店舗従業員の作業負荷、荷物の保管場所について課題が顕在化していた。
ファミロッカーの設置により、マルチコピー機やレジに並ぶことなく、ファミロッカーでいつでも荷物の発送と受取が可能となる。
また、ヤマト運輸のフリマサイト連携サービスや「宅急便をスマホで送る」、Amazon・楽天市場といったECサイトで購入された商品の受取もできる。
新たにメルカリ・ヤフオク!・PayPayフリマ・楽天ラクマなどフリマサイトで取引された商品を発送できる日本郵便のe発送サービス、不在再配達となった書留の受取など、さまざまなサービス、商品の取り扱いが順次導入する予定だ。
ストアスタッフにおいても、今まで1件あたり数十秒要していたレジでの荷物取り扱い業務が不要となる。さらに、発送を依頼された荷物を事務所やバックヤードで保管する必要がなくなり、保管場所の問題解決にもつながることを期待しているという。
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