東阪急ビル/建て替えで都市の緑を感じられる建物に、27年12月完成へ
2025年10月01日 10:24 / 店舗
阪急電鉄と阪急阪神不動産は9月30日、「(仮称)東阪急ビル建て替え計画」(大阪市北区)の建物の新築工事を開始すると発表した。
オフィスビル「東阪急ビルディング」(1966年完成)を、2024年6月から20259月にかけて解体し、同所に新たな地上10階・地下1階建のオフィスビルを建築するもの。2027年12月に完成し、阪急阪神不動産が入居する予定だ。
1階店舗、2~10階オフィスで構成される。
計画地は、阪急「大阪梅田駅」のほか、阪神「大阪梅田駅」、JR「大阪駅」、Osaka Metro「梅田駅」などからアクセスしやすく、また、都島通と新御堂筋の交差点に面しており視認性にも優れた場所だという。
周辺は、「HEP FIVE」「HEP NAVIO」をはじめとする商業施設や数多くの飲食店が集積している。
1階の店舗は周辺商業施設と共に、梅田エリア全体の回遊性とにぎわいの創出に寄与したい考え。
建物の外装には木立をモチーフとしたデザインを採用。1階のエントランスの天井材には木材を使用し、屋内緑化とあわせて空間全体で自然を感じられる意匠にする。
また、2階に設けた全周バルコニーや南角のバルコニーに植栽帯を配置することで、地上を歩く人々が少し目線を上げるだけで、都市の緑を感じられるデザインとなる計画。
なお、高い環境性能を備えたオフィスビルとして、ZEB Ready 認証およびDBJ Green Building認証(プラン認証)の最高評価の5つ星を取得している。
■(仮称)東阪急ビル建て替え計画
所在地:大阪市北区角田町16、16-9(地番)
交通:阪急「大阪梅田駅」 徒歩4分
敷地面積:1534,75m2
構造規模:鉄骨造地上10階/塔屋1階/地下1階建
建物高さ:51.00m
延床面積:1万3878.29m2
施設構成
屋上:屋上テラス
2~10階:オフィス
1階:店舗(詳細は未定)
地下1階:駐車場(26台)
設計監理:アール・アイ・エー
施工:鴻池組
新築工事の期間(準備工事を含む):2025年10月~2027年12月(予定)
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。