京王電鉄は5月8日、岐阜県高山市の「高山グリーンホテル」とその株主と提携基本契約を締結したと発表した。
<高山グリーンホテル>

成長に向けた施策として、昨年、訪日外国人など多くの観光客に中部地方の魅力を伝えるための観光案内所を新宿に開業するとともに、新宿から高山などを経由し金沢・富山へ至るルートを三つ星日本アルプスラインと名付け、バス乗車券を販売するなど、中央道を中心としたインバウンド戦略を推進している。
グループは、1998年から高速バス路線「飛騨高山線」を運行しており、高山市との関係は深く、高山市は、近年国内外からの観光客・宿泊客が増加しており、成長が期待できるマーケットという。
高山市で40年以上の営業実績を有する高山グリーンホテルは、高山市内の中心的ホテルとしてブランド力が強く、地域との関係性も深い老舗ホテル。
それぞれが持つノウハウやネットワークを活用することで、京王が進めるインバウンド戦略に弾みをつけることができるとともに、高山グリーンホテルの営業力・収益力の向上を図ることができるという。
今回の契約締結に先立ち、両社の連携のあり方について協議を重ねるとともに、高山グリーンホテルの将来に向けた営業戦略などについて検討を継続していた。
今後、より魅力的でかつ地域のシンボルとなるホテルを目指し、将来的な資本提携を前提にさらに連携を強め、ハード・ソフト両面において、商品力・競争力の向上に向けた取り組みを進める。
お客のニーズに合わせた、客室主体の新たな施設の建設や、レストランのリニューアル、地域最大規模の土産物店「物産館」の移設・リニューアルなど、既存施設のリニューアルに連携して取り組む。
営業面・運営面での人的な連携もスタートさせる予定で、将来的な資本提携を前提にしている。
<施設概要>
